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滝原宮 三重県度会郡大宮町滝原にご鎮座、皇大神宮別宮 で、宮域の面積四四七、八九三平方 メートル、こんもりと茂る神杉の大 自然林は、すばらしい景観である。 一の鳥居をくぐって一〇〇メートル のところに斎館があり、その裏の清 らかな谷川が御手洗(みたらし)である。ここで 口をすすぎ、手を洗う。杉の大木の そそりたつ間を縫って、さらに一〇 〇メートルほど進むと、瑞垣と玉垣 をめぐらす正殿二区が並んでいる。 奥の方が滝原宮、手前が滝原竝宮 で、ともに天照坐皇大御神の御魂を おまつりする。磯部の伊雑宮ととも に、古くから皇大神宮の遙宮(とおのみや)と称せ られて尊ばれてきた。 倭姫命世記の伝えによると、皇大御神の永遠にご鎮座になる宮所を求めて、大御神さま を奉戴せられて倭姫命がご遷幸されたとき、この滝原の地に宮殿を建てられ、ここでおま つり申し上げた。 その後、さらによい宮所を求めてご巡幸になり、ついに五十鈴川の川上の現在の大宮所 にご鎮座になったのであるという。 −『お伊勢まいり』− |