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新川神社
にいかわじんじゃ
滋賀県守山市立入町123  Zenrin Data Com Maps display !!


三つ巴

式内社 近江國野洲郡 上新川神社
旧村社

御祭神
小楯比賣命

滋賀県守山市にある。
守山駅の北東1Kmの立入町に鎮座。
野洲川左岸、東海道本線の南。

駅から当社へのルートは、言葉での説明が難しい。
新しい住宅地の奥に、鎮守の森が残っている、そんな感じ。
昔は、社前は田畑だったはずだ。

社前に小川が流れ、「新川神社」と刻まれた社号標。
参拝は年末の休日の朝。
境内入口は南東向きで、鳥居正面に朝日が射して
なんだか神々しい雰囲気。
境内に足を踏み入れると、僕の影が境内中央にまで延びていた。

境内の奥に瓦葺の拝殿があり、
少し離れて、後方に流造の本殿。
本殿は垣に囲まれており、本殿の左右に境内社がある。
また、境内の左右にも幾つかの境内社が、まとめて祀られている。

創祀年代は、不詳。

社伝によると、霊亀二年
大新川神霊を野洲・幸津川二邑に分祀するとあり
当社は、式内社・上新川神社の論社。
野洲川下流には、式内社・下新川神社が鎮座。
新川の司水神を祀る、上社と下社の関係にあるものと思われる。

野洲川の対岸には同名の社があり、
同じく式内社・上新川神社の論社となっている。

『式内社調査報告』によると、野洲川の氾濫によって
立入庄が、野洲を守山に分割され、両社に別れたらしい。
よって、
どちらかが、本社で、どちらかが、その分霊を祀ったものと思われる。

また、野洲川河川敷に当社旧社殿跡がある。

本殿の屋根や、境内の提灯に巴紋が付けられていた。
『滋賀県神社誌』にも、神紋は三つ巴紋と記されている。

境内左右の境内社は、
右手に、豊受社と神明社、熊野社と住吉社、日吉社と松尾社。
左手には、八幡社と春日社、愛宕社が祀られている。

で、本殿左右の境内社の名前を確認し忘れた。

『滋賀県神社誌』には、上記の九社の他に、
須佐之男神社と稲田比売神社の名が記されているので
この夫婦の社が、本殿左右に祀られているのだろう、と思う。
それに、野洲川対岸の新川神社の祭神は、この夫婦神なのだ。


社頭

鳥居

境内

社殿

本殿

本殿と境内社

本殿と境内社


八幡・春日、愛宕

豊受・神明
熊野・住吉、日吉・松尾


【 新川神社 (守山市)(印刷用ページ) 】

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