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大見神社
おおみじんじゃ
滋賀県長浜市木之本町大見753  Zenrin Data Com Maps display !!


木瓜

式内社 近江國伊香郡 乎彌神社
旧村社

御祭神
須佐之男命 神功皇后 武内宿禰命
配祀 菅原道眞

滋賀県の長浜市(旧木之本町)にある。
木之本駅の北東へ直線で3Kmほどの大見に鎮座。
直線では3Kmだが、道は7Kmほど。

木之本駅から303号線を北東へ進み、
高時川に沿って、余呉町方面へ向うと、
大見いこいの広場の手前に、小さな橋が架かっている。
橋を渡ると境内の入口。
多分、その橋が参道になっているのだろう、
橋のワイヤーを支える柱が、鳥居のような形なのだ。
そのように意図したものかどうかはわからないが、面白い。
車で来る場合は、もう少し先にある、いこい広場への橋を渡って南下する。

五月の休日の午後の参拝。もう少しで日が暮れそうな頃。
境内は、大きな木が聳え、傾きかけた陽が差し込んでくると、
緑の苔の表面の起伏が、美しくうねって見える。

境内の奥に社殿があり、本殿の左右に境内社が並んでいる。

創祀年代は、不詳。

大箕大明神とも称する神社で、
式内社・乎彌神社の論社の一つ。

現在の祭神は、素盞嗚命神功皇后武内宿禰菅原道真
『近江伊香郡志』には、素盞嗚尊・稲田姫命・大箕大明神。
一般には、素盞嗚尊・稲田姫命・神功皇后・武内宿禰と考えられている。

主祭神の素盞嗚尊は、大永三年(1523)に悪疫が流行した際に、
京都八坂の牛頭天王を勧請したものらしい。
ということは、それ以前の主祭神が大箕大明神。

社宝の祭神木造は、国の重要文化財。

境内社は、4・5社ほどあるだろうか。
中には土台のみのものもあるが、社名などは分からなかった。
『平成祭データ』には、鵜巌明神社・八幡神社・稲荷神社。

神紋は、本殿の屋根に付いていた木瓜紋。
八坂神社からの勧請なのだ。

写真では、かなり明るく写っているが、
実際はもっと暗い境内だった。
時折、木の葉がザワザワとするのだが、何故か良い気分。
濃い緑の空気が、体に纏わりつく感覚だ。


境内入口。
右手に橋が架かっている


参道の橋

境内

拝殿

社殿

本殿左の境内社

本殿

本殿右の境内社と土台

本殿左後ろの境内社

参道の境内社

参道の木


社殿から参道

参道の橋
ワイヤーを支える柱が鳥居に見える

大見神社
(国指定重要文化財)
木造素盞嗚命像
木造女神像
一躯
二躯
 大見神社は、大箕大明神とも称され、 大永二年(一五二三)に悪疫が流行した おりには、祇園社(現在の京都八坂神社) より牛頭天王(素盞嗚命)を勧請し、疾病 の流行を鎮めたと伝えられる。

−社前案内板より−



【 大見神社 (木之本町)(印刷用ページ) 】

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