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荼枳尼天
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荼枳尼天
だきにてん

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  • 梵名ダーキニーを音写したもので、吒枳尼・荼枳尼・拏吉尼とも表記される。 元来、インドでは大黒天(シヴァ神)の眷族とされ、人肉を食する夜叉・羅刹の類であったが、 毘盧舎那仏に帰依してからは人を殺して貪り食することができず、仏から人の死を6か月前に知る術を授かり、 人の命の終りをもって食することを許されたという。

  • 日本における荼苦尼天信仰は、インド以来の荼苦尼天の伝統とまったく断絶し、福徳神として 如意宝珠(願望を叶える玉)をもつ神へと変貌する。

  • 『古今著聞集』に、関白藤原忠実がある強い望みを抱いて、僧に荼苦尼の法を行わせた。 すると、キツネが現れ、その後、忠実の昼寝の夢に絶世の美女が出現し、忠実が思わず女の髪をつかむと、 目が覚めた。手に残っていたのは、髪ではなく、キツネの尾であった。次の日、忠実の大望はかなえられ、 以後は、願い事があると忠実みずからその修法を行って、効験があったという。

  • その姿は、白狐にまたがる天女形として表され、右手に宝珠・左手に剣を持つ2臂像と、 右手に剣・矢・鉢・未開敷蓮華、左手に摩尼宝珠・弓・錫杖を各々とって、左の残り1手は施無畏印とする8臂像が一般的である。

  • 白狐に乗ることから、辰狐王菩薩とも称され、のちに稲荷信仰と混同されることとなり、 愛知県・豊川稲荷は荼吉尼天を祀っている。


最終更新日:2013/10/11
【 荼枳尼天:玄松子の祭神記 】

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