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伊射奈美神社
いざなみじんじゃ
徳島県美馬市美馬町中鳥338
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式内社 阿波國美馬郡 伊射奈美神社 |
徳島県美馬市美馬町にある。
阿波半田駅の西4Kmほどの中鳥に鎮座。
駅から192号線を西へ1Km進み、
青石橋を北へ渡って、吉野川の北岸へ。
突き当たりを西へ1.5Kほど進み、南下して1Kmほど。
吉野川の中島にあり、昔は島だったと思われる場所。
堤防工事のためか、トラックが通るような砂利道しかない場所の奥に、
橋が架かっており、橋を渡ると、それまでの風景とは一変。
竹の林立する林の中に、整備された綺麗な境内がある。
境内入口には数段の階段があり、階段の上に鳥居。
階段の上、鳥居の根元に、2・30cmほどの小さな狛犬が逆立ち。
境内の中央に、新しい(と思う)社殿があり、
後方に本殿と、石祠などがある。
創祀年代は不詳。
『式内社調査報告』によると、
式内社・伊射奈美神社の故地の候補であるらしい。
境内に、平成四年製の石碑があり、由緒などが刻まれていたが、
よく読めず。残念。
わずかに読める部分によると、
社殿は、もと吉野川の中島の中央部、海抜60有余mの丘陵地にあったが、
吉野川改修工事のため現在地に移転したらしい。
石碑は、その時に建立されたものだとすると、平成四年頃ということか。
『徳島県神社誌』によると、
旧鎮座地の中島は、以前は半田町松生部落と地続きであったが
享和年間の大水で島となったもの。
拝殿の屋根には、菊の紋が付けられていた。
神紋かどうかはわからないが、他に紋を見つからなかった。
境内 |
境内 | 社殿 |
小さな狛犬 | 本殿 | 狛犬 |
社殿から境内 |
此の大神は古 天地初発し時 神代七代に到
り伊射奈美尊 天神より天瓊戈を授かり天降り
ましまし 天の浮橋の上に立ち淡路島を生み賜
う 其気直に生じ阿波国を生み賜うと天の御柱
国の御柱を立て 天地の道に随ひ君臣父子夫婦
兄弟朋友並に万物の道を正して教を末の代まで
置き給ひ 天地開闢本立を開き給う 是阿波国
伊射奈美尊 御鎮座を申し伝え 祭所伊射奈美
神社祭り奉ると神名記にも相見え候 中鳥 初め島中に稲を負う鳥止り給う 島中 故 中は尊き故上にそなへ置き 中を内へ内 へとしめよせ 神社となり給う 中の字は君徳 にそなへ鳥の字は下臣の行にそなへ置き給う上 下和合の徳にて中鳥と定む 興玉伝説 第十一代垂仁天皇二十五年 皇紀六五六年紀元前BC四年 皇大神宮 が造られ 太田姫命は八十の末社を造った 伊射奈美神社は末社となっている −境内案内板より− |
【 伊射奈美神社 (美馬町)(印刷用ページ) 】