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伊射奈美神社
いざなみじんじゃ
徳島県美馬市穴吹町三島字舞中島52

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式内社 阿波國美馬郡 伊射奈美神社 |
徳島県美馬市穴吹町にある。
穴吹駅の西1Kmほどの舞中島に鎮座。
地図で見ると、192号線の側だが、
192号線に沿って妙蓮川が流れており、
その対岸に境内があるので、境内に行くには、
穴吹駅から西500mほどで北の小道に入り、西へ進んで行く。
舞中島は、元々陸続きの地だったが、
天正十年の洪水で、吉野川と妙蓮川に挟まれた中州となった場所なのだ。
表参道にあたる鳥居は、南向き。
つまり、妙蓮川に面している。
参道を歩き、階段を登ると、平成十五年に新造された社殿。
社殿の後方に覆屋があり、本殿はその中に鎮座している。
創祀年代は不詳。
「名神序頌」によれば、貞観年間(859〜877)の創建という。
明治までは十二所明神、十二所大権現と称し、
明治12年、十二所神社と改称。
昭和になって、式内社であるということから、伊射奈美神社と改めた。
式内・伊射奈美神社であると主張する理由は、
祭神に伊射奈美命を祀るため。
『阿波志』において、式内・伊射奈美神社とされている
尾山の十二所神社は、当社の奥宮である。
拝殿の屋根には、鷹の羽の紋様が付いていた。
徳島に多い紋だが、当社の神紋であるかどうかは不明。
当社に到着した頃から、
参道の階段に、おばさんが二人、世間話をしていた。
いっこうに終わる気配が無いので、軽く会釈をして撮影。
近所の方々なのだろう。
普通なら「撮影の邪魔だなぁ」と思うところだが、
近所の方々が、午後の一時を過ごす場所として、
新しくなった神社は、相応しいと思う。
こういう方々も、神社風景の一部なのだ。
社頭 |
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境内 ![]() | 社殿 ![]() |
社殿扁額『伊射奈美神社』 ![]() | 本殿覆屋 ![]() | 鳥居扁額『十二所宮』 ![]() |
−社前案内石碑より抜粋− |
【 伊射奈美神社 (穴吹町)(印刷用ページ) 】
