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賀志波比売神社
かしはひめじんじゃ
徳島県阿南市見能林町柏野22
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式内社 阿波國那賀郡 賀志波比賣神社 |
徳島県阿南市にある。
見能林駅の東300mの柏原に鎮座。
道路交差点の南西角に境内があり、
境内には灯篭一つと社殿が一つ。
『式内社調査報告』には、見能方保育所の一隅にあると記されていた。
実は、以前にも来たのだが、その保育園の場所がわからなかったのだ。
が、今回は地図で保育園の位置を確認し、探索に向かった。
当日は、あいにく休日のため、保育園は閉まっていたので、
周囲から社殿を探すが、それらしきものは見当たらなかった。
あきらめて一服しているところへ、近所の方が通りがかったので、
祠のことを聞いてみたが、それは知らないという返事。
ただ、保育園は以前は違う場所にあったという情報を得た。
そちらにあるかもしれないと、場所を聞くと、
現在の保育園から200mほど北の位置。
さっそく、向かうと、空き地のような境内があった。
灯篭が立っているので、かろうじて境内だとわかるが、
社名などが記されておらず、確認できない。
試しに、社殿の戸に手を掛けてみると開いていたので、
中に入ると、側面の壁に、案内書きを確認。
創祀年代は不詳。
一説に、聖武天皇神亀元年(724)の創祀であるという。
人民の希望により、津峯山山頂に遷座し、
津峯神社となったが、古社地に祠が残っていたもの。
後に、見能方八幡神社に合祀されたが、
見能方保育所建設のため、社地を貸与し、
その一画に祀られていたらしい。
昭和63年に、その保育所が新築移転したため、
平成2年に、残った社地に社殿を建設し祀っている。
拝殿の中の幕に、八角紋が染められていた。
津峯神社の本宮だから、津峯神社と同じ紋なんだろう。
境内 |
社殿 | 内部 |
賀志波比売神社は見能方八幡神社飛地
境内の見能林町柏野二十二番地にあり延喜式内
社で津峯神社(祭神賀志波比売命)の本宮
である。 昭和二十七年社地の大部分が見能方保育所 が建設され、そのため社殿は北西隅に移転鎮 座していたものである。 昭和六十三年保育所の新築移転に伴い、 阿南市から整地返還をうけ、当社も念願の 現在地に移転改築を行ったものである。 −社殿内案内板より抜粋− |
当社の北100mに八幡神社(誉田別命 素盞嗚命 市杵嶋姫命)がある。
当社は、この八幡神社の飛地境内にある。
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