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八幡神社
はちまんじんじゃ
広島県世羅郡世羅町寺町1378
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式内社 備後國世羅郡 和理比賣神社(参考) |
広島県世羅町にある。
世羅町役場の西2Kmほどの寺町に鎮座。
432号線から北へ狭い道を入った場所に、
南向きに鳥居が立っている。
鳥居の脇には、「村社 八幡神社」の社号標。
鳥居をくぐり、緩やかに参道を登ると神楽殿があり、
奥の石垣の上に社殿が並んでおり、
中央に、向拝・千鳥破風、唐破風を付けた本殿。
参拝日は、年末の休日。
境内には雪が残っており、時折、寒い風が吹く。
ただ、陽射しはとても暖かく、
もうすぐ迎える新年に思いをはせながらの参拝。
創祀年代は不詳。
一説に、備後大夫和気清信と仲務静姫の創祀という。
応永二年(1395)三月三日、社殿を焼失。
同三十一年に再建されたという記録が残っている。
往時、寺町には3つの八幡宮があったといい、その一社。
現在は、その中の1社と新京の天神社を合祀しており、
現在、寺町には2つの八幡宮がある。
当社は、大田庄八ヶ村の奉斎する社といい、
大田庄十六ヶ村の産神本宮とも称して、
本郷・井折・寺町・堀越・京丸・甲山・西上原・小世良の
惣産神本宮ともいう。
一説に、式内社・和理比賣神社(本郷鎮座)の
元の鎮座地であるという。
当社西隣には、古代豪族の墳墓があり、
近くにも古墳があることから、古代祭祀場として
式内社・和理比賣神社との関係が想像される。
『広島県神社誌』によると祭神の中に
櫛名比売命という神がいるのだが、和理比売神社由緒によると、
伊邪那美命、あるいは奇稲田姫命であるという。
本殿左右に、いくつかの境内社が並んでいるが詳細は不明。
祭神が多いのは、周辺の神社を合祀したためだと思うが、
それら神社の境内社を境内に遷したのだろう。
境内入口 |
鳥居 | 境内 |
境内 |
境内社と本殿 | 本殿 |
社殿 | 社殿 |