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吉備中山
きびのなかやま
岡山県岡山市北区一宮
吉備中山へは、備前側の吉備津彦神社、備中側の吉備津神社の
両社から登ることが可能だが、今回は、吉備津彦神社から。
朝早かったので、駐車場はガラガラだったが、警備員もいた。
正月三日だが、これから参拝客が増えるのだろう。
吉備中山は、東側に龍王山、西側に茶臼山があり、
龍王山に吉備津彦神社の元宮磐座、茶臼山には祭神大吉備津彦命の御陵がある。
また、その中央部に、奥宮磐座や鏡磐など、見所が多い。
あまり解説は好きじゃないので、道程と写真のみを掲載しておく。
天気が良くなかったので、暗い写真ばかりだが。
吉備津彦神社境内の左手、境内社が並んでいる横に、中山へ続く道がある。
入口に近くに、成親供養塔という宝塔があるが、
下は石室のような構造、古墳なのだろうと思う。
中山へ続く道 |
道の左に、成親供養塔 |
道は広いが、初めの上りは少しシンドイ。
この初めの部分を過ぎると、緩やかな道が続く絶好のハイキング道となる。
一人で歩いていると、ジョギングをしている人とすれ違ったほど。
とにかく、上り終え、少し歩くと、元宮への分岐点。
そこから300mほどで龍王山山頂。
山頂には、八大龍王の石祠が祀られ、
少し下ると、元宮磐座がある。
西側の大きな石があり、東側に少し小さな石。
見ようによっては、陰陽石に見えなくもない。
八大龍王の石祠 |
元宮磐座 |
元宮磐座から200mほど下った場所に、天柱岩。
背の高い岩の上部に、「天柱」と刻まれている。
天柱岩 | 天柱岩 |
上部に「天柱」 |
天柱岩から元宮磐座へ戻り、先ほどの分岐点へ。
分岐点からは、緩やかな道をダラダラと歩くと、
お休み岩や、環状石籬など、多くの岩を見ることができる。
どの岩も立派な岩なのだ。
山の中には、まだまだ沢山の巨石が転がっていそうでワクワクしてくる。
お休み岩 |
環状石籬 |
しばらく歩くと、福田海への分岐点に到着する。
吉備津彦神社から、1.1Km。
そこから福田海方面へ、100mでダイボーの足跡。
ダイボーの足跡は、水の枯れた池のようなもの。
足型の窪地がある。
ダイボーの足跡から、100mで奥宮磐座。
こちらは、元宮磐座よりも岩の数が多い。
多すぎて、あまり有難みを感じないのは気のせいか。
確かに、一つ一つは良い雰囲気の岩なのだが。
それでも、一番奥の斜面にある巨石は圧巻。
4つほどの岩に囲まれた空間の中央に座ると、
息が詰まりそうになる。
奥宮磐座から、200m下ると鏡岩がある。
岩の側面が垂直に切り取られたような形から、鏡岩と呼ばれるのだろう。
鏡面は西を向いているので、鏡面を見ていると、
旭が鏡の後から昇ってくることになる。
本殿に鏡を祀っている神社は多いが、そんな感じ。
ダイボーの足跡 |
奥宮磐座 |
奥宮磐座 |
鏡宮磐座 |
鏡岩から奥宮磐座へ戻り、ダイボーの足跡へ戻り、
先ほどの分岐点にもどる。
そこから、西へ300mで御陵(茶臼山古墳)がある。
途中にある穴観音も、自然石を祀ったものなのだ。
穴観音 |
御陵(茶臼山古墳) |
大吉備津彦命御陵の側には大きな駐車場があり、
舗装された道を下ると、吉備津神社へ到着する。
正月三日だが、参拝客が多く、社殿も改修中で写真撮影はしなかった。
吉備津神社から、2Km近い道を、吉備津彦神社まで歩いて戻る。
吉備津彦神社に到着すると、すでに駐車場は満杯だった。