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糸岡神社
いとかおじんじゃ
富山県小矢部市五社3080
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式内社 越中國礪波郡 長岡神社 |
富山県小矢部市にある。
福岡I.C.の南1Kmほどの五社に鎮座。
能越自動車道のすぐ東、九号線の北に境内がある。
境内入口は東向き。
参道入口には「糸岡神社」と刻まれた社号標。
石鳥居をくぐり、100m近くありそうな長い参道を西へ進むと参道左手に手水舎。
境内にも鳥居が立っており、西奥に社殿。
『富山県神社誌』に載っている昔の写真では、境内に樹木が数本あるが、
現在の境内は駐車場のようにコンクリートで覆われている。
拝殿は瓦葺入母屋造。北陸地方に多い前面・側面をガラスで覆ったもの。
拝殿後方が突き出た構造で、中に本殿があるのだろう。
参拝は、10月中旬の午後。太陽が西の山に沈み始めた頃。
当社に到着した時は明るかったが、参拝中に徐々に暗くなり、
参拝を終えて参道を戻り、振り返ると境内は完全にシルエット状態で、
黄昏時(たそがれどき)の神社は、なかなか神秘的な雰囲気だった。
創祀年代は不詳。
正一位五社大神糸岡郷総社と称え、糸岡郷三十二ヶ村の崇敬篤い神社。
式内社・長岡神社の論社でもある古社。
一説には、現在、七社鎮座の長岡神社の古址であるという。
砺波郡蓮沼城主遊佐新左衛門慶親の時、
上杉謙信のよる戦乱の際に放火により社殿・古記録を焼失。
その後再建され、慶応四年、糸岡郷の名より糸岡社と改称。
明治十五年六月九日、糸岡神社と改めた。
合祀の少彦名命は、元境内社の祭神。
明治四十四年二月十二日、県の指令により合祀されたらしい。
境内には明治天皇遥拝所の石碑が立っている。
社頭 |
社号標と鳥居 | 参道 |
手水舎 | 境内 |
境内 |
社殿 | 社殿 |
扁額 | 明治天皇遥拝所 |
【 糸岡神社 (小矢部市)(印刷用ページ) 】