[HOME]  >  [神社記憶]  >  [甲信越地方]  >
メニューを表示する 表示用ページ


佐多神社
さたじんじゃ
新潟県糸魚川市大字北山4321  Zenrin Data Com Maps display !!

式内社 越後國頸城郡 佐多神社

御祭神
大國主命 建速須佐之男命

糸魚川市、8号線梶屋敷から南下し、10Km近く。
川の西岸、焼山温泉の近く。
道路は、川の東岸を笹倉温泉まで進むので注意。
川の東岸(湯川内)あたりで、訪ね歩いたが誰も知らなかった。
幾つかの神社を見付け、社名を確認したが、どれも違う。

あきらめて、戻りかけたところ橋があったので、対岸へ渡り、
畑仕事をしている人に聞いた。

教えられた川沿いの細い道を進み、途中、烏帽子岳方向へ登ると
丘の上の畑の奥にコンモリとした社が見える。
周囲には何もない。

五月だが、辺りには雪が残っていた。

創祀年代は不詳。
式内社・佐多神社の論社。

通称、屋敷平のお宮さん
昔、周囲は北山集落だったが、
八百年前(あるいは天正年間)の焼山噴火によって
神社を残して、集落は4Km北方に移動したという。

境内の樹叢が天然記念物とあった。
鳥居から、朽ちかけた石段があり、用心しながら登ると
狭い境内に社殿がある。社殿屋根から落ちた雪がまだ残っている。


周囲には何も無い。中央に鳥居

社頭

鳥居

鳥居

朽ちかけた石段

社殿

大正二年十月の『神社明細帳』に勧請年月不詳とある。 北山集落の産土神であったが、全村が(焼山の噴火で)四キロメー トル北方の現在地に移轉したといふ。それは今から八百年 前とも、又、天正年間とも傳へる。その際、神社だけ舊地 に残した。神社の北下の通稱屋敷平に集落があったとい ふ。今日、水田となってゐる。北山集落には日光寺の白山 神社を勧請したといふ白山神社が鎮座する。ただし七月一 日の例祭には、村人が佐多神社に集り祭典を執行するとい ふ。百六十年程前の北山集落の火災で、佐多神社関係の記録等が焼失してしまった。

−『式内社調査報告』−



【 佐多神社(印刷用ページ) 】

ボーダー




no index