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鵜甘神社
うかんじんじゃ
福井県越前市片屋町9−2
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福井県越前市にある。
JR武生駅の北西2Kmほどの片屋町に鎮座。
片屋町集落の西端、山の麓に東向きの境内がある。
参道入口に鳥居が建ち、鳥居の足もとに社号標と灯籠がある。
鳥居をくぐり参道を進むと、垣に囲まれた境内。
境内入口に数段の階段があり、階段上に鳥居。
境内の中央部に数メートルの小山があり、その上に社殿。
瓦葺・入母屋造の拝殿の後方に、同じく瓦葺・流造の本殿がある。
拝殿は鉄パイプで補強されていた。
創祀年代は不祥。
中古は八幡神社とも称し、
式内社・鵜甘神社の論社の一つだが、
式内社・鵜甘神社は今立郡の式内社で、
当社は丹生郡にあり、論社としては確証がない。
往古は、字古宮という地にあり、
社殿壮麗にして大社だったが、柴田勝家の兵乱により衰退。
その後、府中領主本多伊豆守富正公が深く崇敬し
今の宮地を寄進し、再興した。
旧社地には礎石等が現存するらしい。
資料によると、境内社として小山田神社がある。
しかし境内にあるのは住吉神社。
小山田神社の祭神は住吉三神なので、
この住吉神社が小山田神社なのだろう。
残念ながら由緒はわからないのだが。
ところで、延喜式神名帳に鵜甘神社と並んで
小山田神社という名が記されている。
福井県には小山田神社と称する神社は
この住吉神社と南小山町鎮座の小山田神社の二社のみだが、
何か関連があるのだろうか。
あるいは、当住吉神社が式内社・小山田神社だと主張しているのだろうか。
参道入口 | 境内入口 |
境内 |
社殿 | 社殿 |
住吉神社 | 本殿 |
社殿から参道 |
【 鵜甘神社 (越前市片屋町)(印刷用ページ) 】