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佐々神社
ささじんじゃ
三重県伊賀市音羽618
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三重県伊賀市にある。
伊賀上野駅の北へ直線で5Km。道沿いでは8Kmほどの音羽。
山中を通る道の側に南向きに鎮座している。
地図を見て向っている時は、狭い山道を覚悟していたが、
道は広く綺麗に整備されており、車で行くには良い場所にある。
周囲は木々に囲まれた場所で、境内の樹木も高い。
道路に平行した参道は、かなり長く、馬場であったのかもしれない。
創祀年代は不明。
往古は、北西5Km、滋賀県との県境にある
笹ヶ岳(別名 篠岳・739m)に鎮座していたといい、
火災により文禄年中に現社地へ遷座したという。
社名の「佐々」は笹ヶ岳によるもの。
祭神は、現在、八重事代主命だが、
『神名帳考證』や『神祇志料』では、佐々貴君の祖神(大彦命)を祀るとあり、
社名の「佐々」を祭祀していた氏族の姓によると考えているようだ。
神紋は、やっぱり笹紋だった。
期待通りで、少し嬉しかった。
鳥居 | 参道 | 社号標 |
境内 |
拝殿 |
拝殿左の英霊殿? | 本殿 | 境内 |
佐々神社御由緒
佐々神社は延喜式内及び国史に記載されているので、他に類似社のない事が断定できる。
創立の年代は不詳である。伊山故事考及び伊賀古代氏族考によれば往古近江国界篠嶽に鎮座
していたのを文録年中に現在の地に遷すとある。古代より祭祀であったことは疑う余地はない。総国風土記によれば持統天皇3年己己8月 封田29束を奉るとなっているのを見ても、朝野の崇敬が厚かったことを知ることができる。 主神八重事代主命は、我国正史上著名の神で、如何にその御功績の偉大かは記紀2典に明ら かである。故に、本社は古来一般の尊敬高く特に授乳の霊験顕著であり遠近より産婦で母乳 少ない人の参拝者は伊賀、大和、山城、近江等より参拝されている。 松尾某は当字の住人で文緑年間佐々神社を今の地に遷し奉仕したと言う。その昔、篠ケ嶽 にあった頃より松尾某は信仰が厚かった。。松尾某の妻は分娩し男児を出産したが乳が出な く困ったので7日間篠ケ嶽へ籠もり一心不乱の祈願をし乳が出たと言う。誠に神のお告げと 崇め、敬いその御神徳を感じたとある。 −『平成祭データ』− |
【 佐々神社 (伊賀市)(印刷用ページ) 】