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伊勢庭神社
いせばじんじゃ
三重県松阪市伊勢場町
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三重県松阪市にある。
近鉄山田線の漕代(こいしろ)駅の南西1.5Kmほどの伊勢場町に鎮座。
伊勢場町公民館の東に道に面して境内がある。
境内入口は東向き。
入口には笠木(上部の横棒)と貫(横棒)が黄色く塗られた鳥居が建っている。
境内の垣などは全て黄色に塗られており、境内の鳥居も柱以外は黄色。
ただし、以前の写真では境内に黄色は見当たらないので、最近建て替え・塗り替えられたのだろう。
鳥居の右脇には「伊勢庭神社」と刻まれた社号標。
当社の社号「伊勢庭」の読み方に関しては未確認。
鎮座地名が伊勢場(いせば)であり、当社と同じく式内社・牛庭神社の論社である
下蛸路町鎮座の牛庭神社が「うしば」と読むことから、
当社も「いせば」と読むのだろうと推測。
入口の鳥居をくぐり参道を西へ進むと社殿のある小さな杜。
杜の入口は南向きで社殿も南向きなので、参道を右手に曲がって参拝することになる。
参拝は三月中旬。
周囲は水田に囲まれており、遠くからでも当社の杜がよく目立つ。
創祀年代や由緒に関しては不詳。
残念ながら『平成祭データ』や『三重県神社誌』にも当社に関する記述がない。
『式内社調査報告』によると、当社は式内社・牛庭神社の論社の一つ。
明治四十一年一月二十七日、一村一社の官令により、
当社の西、櫛田川近くの法田町に鎮座している葉生田神社(旧漕代神社)に
漕代周辺の十数社とともに合祀されたが、昭和二十七年、分祀再建されたらしい。
当社の祭神に関して『式内社調査報告』には「神社明細帳」にと、
天忍穂耳命、田心姫命、瑞津姫命、市杵島姫命とあるらしい。
拝殿内の案内板には、当社の祭神として、
天忍穂耳命(伊勢庭神社)、誉田別命(八幡神社)、水波能女神・水分神(雨水神社)と記されている。
八幡神社と雨水神社は、当社と共に葉生田神社に合祀されていた元の境内社なのだろうか。
南側から見た境内 |
鳥居 | 社号標 |
境内 |
境内鳥居 | 拝殿扁額 |
拝殿 | 本殿 |