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牛庭神社
うしばじんじゃ
松阪市下蛸路町1281
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三重県松阪市にある。
紀勢本線の相可駅の北3Kmほどの下蛸路町に鎮座。
42号線を北上し櫛田川を渡って1Kmほど、59号線との交差点付近に境内がある。
59号線側にも鳥居が立っており境内に入れるが、たぶんこれは裏参道。
表参道は境内の南東側。社前は広場になっている。
参拝は3月中旬、雨の早朝。
境内はまだ暗く、社前の外灯がともっていた。
鳥居の脇には「牛庭神社」と刻まれた大きな社号標。
鳥居をくぐり、石畳の参道を進むと右手に手水舎。
手水舎の後ろに岩があり、注連縄されていた。
参道の正面に拝殿があり、拝殿の周囲には白い玉石が敷かれていて、
奥の瑞垣の中に神明造の本殿がある。
社殿の周りに山神などと刻まれた石が祀られている。
創祀年代は不詳。
元は牛峯神社、牛峯両宮とも称されていたが、
式内社・牛庭神社の論社であり、
明治三十年十月十四日、許可を得て牛庭神社と改称された。
当社の旧記によると、当社社前の野を牛飼場といい、
往古、里人がこの野に牛を放し飼いにしていたことから牛庭神社というらしい。
また、神池は漁が禁止されており、魚を捕ると牛が祟るとか。
古来、多気国司よって造営がなされていたが、
享保年間の火災によって、古記録は焼失した。
明治四十一年三月十九日、境内社の若宮神社、
無格社・秋葉神社、無格社・宇気比神社と同境内社の若宮神社、
無格社・宇気比神社と同境内社の若宮神社、無格社・山神神社を合祀。
大正元年九月二十日、神饌幣帛料供進社に指定された。
祭神に素盞鳴尊を含むのは牛庭の牛から牛頭天王を連想したため、
庭高津日命を含むのは牛庭の庭からの連想だろう。
参拝時に確認できなかったが、『三重県神社誌』によると当社の神紋は「右三巴」。
三つ巴紋の場合、右・左の別は、頭が右回転が「右」とするもの、
尾が右に流れているものが「右」とするものなど、書物によりまちまちなので、
正確な図案はわからないけど。
社頭 |
表参道(南東側)入口 | 59号線側参道入口 |
境内 |
山神などの石碑 | 御神木 |
境内社殿 |
本殿 | 拝殿 |
59号線側参道 | 石碑 |