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荒木神社
あらきじんじゃ
静岡県伊豆の国市原木90  Zenrin Data Com Maps display !!



式内社 伊豆國田方郡 荒木神社
旧郷社

御祭神
天津日子根命
別殿
熊野久須毘命 元字下野鎮座・熊野神社
高淤加美命 元字保曾毘阿比鎮座・貴船神社

静岡県伊豆の国市にある。
伊豆箱根鉄道駿豆線・原木駅の南西600mほどの原木に鎮座。
狩野川の東側、136号線・原木交差点の東側に
参道入り口の鳥居が建っている。
鳥居の脇には「延喜式内 郷社荒木神社」と刻まれた社号標。

鳥居をくぐると、綺麗な植え込みのある参道が東へ30mほど延びている。
参道を進むと、境内入口の鳥居。
参拝は、年末の朝。朝日の昇る頃。
鳥居の奥の境内は、朝日を浴びて眩しいほどに輝いていた。

入口は狭いが、幾つかの巨木の茂る境内は、思ったより広い。
境内奥には、入母屋造の社殿が西向きに鎮座。
拝殿の後方に瓦葺の社殿があるが、
本殿はこの中にあるのかもしれない。

創祀年代は不詳。

『伊豆国神階帳』に「従四位上 あらきの明神」とある古社で、
式内社・荒木神社に比定されている神社。

鎮座している田方郡に、茨城郷があったようで、
古い棟札には「茨木神社」と記されている。
よって、茨城(茨木)が、鎮座地名の原木となり
社号の荒木へ変化したものと考えられている。

原木の地名は「吾妻鏡」には棘木と記されているらしい。

以前は、鞍掛明神とも称されていた。
これは、源頼朝が蛭ケ島の流されていた頃、当社の祈願し
参拝毎に、馬の鞍を鳥居前の木に掛けていた故事によるもの。

社殿の右手に境内社がいくつか並んでいるが詳細は不明。
昭和十六年の『静岡県神社誌』には、
伊勢両大神宮、三珠神社、風神社、御門神社、稲荷神社、
許登比良神社、山神社、八坂神社、厳島神社、八衢神社の
十社相殿の祠があると記されているが、
現在は、祠の数はもっと多いので、その後増えたのかもしれない。

社殿の屋根に、桐の紋が付けられていた。
当社の神紋かどうかは不明だが、
当社の南にある守山八幡宮にも桐紋が付けられていたので
地域性なのかもしれない。


鳥居

参道

鳥居

境内

社殿

境内社


【 荒木神社 (伊豆の国市)(印刷用ページ) 】

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