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浦守神社
うらもりじんじゃ
静岡県賀茂郡西伊豆町安良里929  Zenrin Data Com Maps display !!

式内社 伊豆國那賀郡 國玉命神社
旧無格社

御祭神
國玉命

静岡県西伊豆町にある。
伊豆半島の西側にある安良里に鎮座。
安良里港に突き出した網屋崎の根元に境内がある。

安良里から港海岸沿いに車道を進むと
突き当たり(この辺り→  Zenrin Data Com Maps display !!)に到着。
そこにも船が停泊しているのだが
その先に進む道がない。
(西側の山を通過するトンネルを作っているようだが)

車を停め、沖を見ると網屋崎が突き出ているのが見え
浦守神社の鳥居と、茅葺の網小屋も見える。
船で向えばすぐに到着しそうだが
船が無いので、山道を越えて行くしか方法がない。


安良里港から

網屋崎

社域(鳥居と網小屋が見える)

車を停めた地点から安良里方向へ少し戻ると
遊歩道(今山コース)の入口がある。
案内板によると、入口は安良里から0.75Km。
遊歩道を歩き田子へ向かうと5.46Kmだが
田子へは向わず、途中の分岐点で網屋崎へ。
右手に安良里港を見下ろしながら、細い山道を進むと分岐点。
分岐点から安良里へ戻ると1.78Kmだから入口からは約1Kmほど。
その分岐点から右手・網屋崎までは0.35Kmほどらしい。
山道を下ると雑草の茂った場所に出る。
雑草を掻き分けて奥へ進むと当社境内がある。


遊歩道入口

遊歩道

田子・網屋崎分岐点

網屋崎
網屋崎は、沿岸流によって砂礫が細長く堆積した砂嘴で形 成され、古くから漁業で栄えた安良里港の自然の防波堤と なり、網小屋が置かれていました。今でもいくつか見るこ とができます。
網屋崎の根元には浦守神社があり、神社にはウバメガシの 森とハマボウの群落があります。ウバメガシは西伊豆の海 岸の崖地に多く見られますが、大木揃いの森は珍しく貴重 なものです。ハマボウは学名をハイビスカス・ハマボウと 言い、日本に自生するハイビスカスです。夏にクリーム色 の美しい花を咲かせます。

−遊歩道案内板−

境内から港に桟橋が突き出しており、
桟橋の根元に鳥居。
地元の方は、船で参拝に来るのだろう。

鳥居をくぐると境内。
境内奥、赤い鳥居の後方に社殿がある。
拝殿の後方に、本殿の覆屋。
拝殿の入口から覗くと、小さな本殿が鎮座していた。

創祀年代は不詳。

『伊豆国神階帳』に「従四位上 もろき姫の明神」とある古社。
式内社・國玉命神社の論社でもある。
ただし、延喜式神名帳伊豆国那賀郡には、國玉命神社が二社記載されており
当社は二社目の國玉命神社の論社。

よって、当社の正式な社号は「國玉命神社」。
浦守神社は、通称であるが、俗称として諸越明神とも。


桟橋から社域

鳥居

境内

社殿

社殿

覆屋

本殿

浦森神社の森
所在地 賀茂郡賀茂村安良里
安良里港の対岸にある 網屋崎の根元に、ほぼ 長方形の面積を占めて 繁るこの森は、太い幹 を持ち、火力の強い備 長炭の原料としても有 名なウバメガシの森と、 西伊豆で唯一ヵ所群生 するハマボウの群落を 持つ。


−境内案内板−

当社境内から東へ少し歩くと、茅葺の網小屋がある。
案内板によると、イルカ漁の網を保管する小屋。
昭和40年頃までイルカを獲っていたらしい。


網小屋

網小屋

網屋崎の網小屋
 安良里港は江戸時代から昭和 四十年頃までイルカ漁が行われ 特に昭和十年代中頃から昭和 三十年代中頃が盛んであった。
 この網小屋はイルカ漁に使用 する網を保管したもので、網は 沖合いに張る早切網、港口に張る 口切網、捕獲(引き揚げ)時に囲 った取網の三種類があった。
 昭和六十一年三月に二棟の茅葺 屋根を復元したものである。

−案内板−



【 浦守神社 国玉命神社 國玉命神社 (西伊豆町)(印刷用ページ) 】

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