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岩本神社
いわもとじんじゃ
石川県能美市岩本町ホ27

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石川県能美市にある。
北陸鉄道石川線鶴来駅の西1Kmほどの岩本町に鎮座。
手取川にかかる天狗橋を渡り、岩本の集落の奥に境内がある。
境内入口は東向き。
階段を上ると、緑に覆われた境内。
境内中央の参道を進むと、正面に社殿がある。
とにかく、瑞々しい緑に覆われた境内で、
普通の公園よりも気持ちの良い空間。
境内右手(北側)にはブランコなどの遊具が置かれていた。
参拝は朝の五時頃。
社殿の扉の上には、まだ明かりが灯っていた。
社伝によると、
仁明天皇嘉祥元年(848)の創建。
岩根宮とも称されて、白山七社の本宮四社の一社にして、
白山第二王子であるという。
『義経記』には、
「後鳥羽天皇文治二年二月十日、源義経通夜す」
と記され、義経が当社にて通夜を行ったとある。
明治五年村社に列した。
社殿の横に、昔の屋根瓦が置かれていた。
中心には桐紋が付けられていたので、当社の神紋だと思うが
他に、梅鉢紋や巴紋も見られたので、自信はない。
境内 |
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境内左手の石塔 ![]() | 社殿 ![]() |
能美市指定文化財 史跡
岩根宮は白山比咩神社の白山七社(中宮、別宮、佐羅、金劍、下
白山、三宮、岩根宮)に数えられ、鎌倉時代の文献『白山之記』に
は「岩根宮」として「宝殿・拝殿・講堂・鐘楼・水宮・小社・巨多
也、但奥宮に 白鳥と云て尼神也」とあるように広大な神域に大小
多くの建造物があったと想像される。岩根宮 室町時代の文献『大永神書』には「岩根宮仁明天皇御宇嘉祥元年 戌辰(848)月日、本地十一面御垂迹僧形高皇産霊尊」と記され、 本尊には十一面観音像が祀られている。室町時代の文献『義経記』 には「後鳥羽天皇 文治二年(1186)二月十日、源義経通夜す」 とあり、義経一行が安宅関を越えた後、白山(本宮)を拝もうと来 宮したが警戒が強いので岩根宮の十一面観音に詣でて、武運を祈願 し通夜したとされている。 昭和39年5月1日指定
−境内案内板− 岩根の宮とも称し、白山比咩神社摂社であった。 同社蔵の「境外摂社村社岩本神社明細書」に仁明天皇嘉祥元年の創建にて白山記中の白山七社のその一白山第二王子にして岩本宮宝殿拝殿講堂五間二面鐘楼水宮小社巨多也とある。 また義経記に「後鳥羽天皇文治二年二月十日源義経通夜す」とある。 明治五年村社に列格。 −『平成祭データ』− |
【 岩本神社 (能美市)(印刷用ページ) 】
