[HOME]  >  [神社記憶]  >  [甲信越地方]  >
メニューを表示する 表示用ページ


細草神社
ほそくさじんじゃ
山梨県甲府市平瀬町2935  Zenrin Data Com Maps display !!


武田菱

式内社 甲斐國山梨郡 黒戸奈神社
旧村社

御祭神
日本武尊 配祀 天照大神 倭姫命

山梨県甲府市にある。
甲府駅の北西8Kmほどの平瀬町に鎮座。
甲府駅から北上して6号線に入り、西へ進み
荒川の手前で、7号線(昇仙峡ライン)に入って北上。
平瀬町の浄水場のあたりで山側(南東)へ入って
少し登ると鳥居が見えてくる。

境内の北側から車で入ることができるが、
せっかくなので山道(50m程度)の参道を歩く。

参道入口は北西向き。
参道途中に石の鳥居が立っており、
鳥居をくぐり山の中に入ると神門がある。

神門をくぐって階段を上って行くと、正面に社殿。
拝殿は入母屋造で、拝殿の後方には、流造の赤い本殿。

鳥居扁額が良く読めなかったので
拝殿の中をのぞくと、
五級社の認定書があり細草神社と確認できた。
各神社には、それぞれ等級があるのだ。

『甲斐国社記・寺記』によると、
大永三癸未年(1523)二月二十三日、
地頭駒井越後守本願、窪寺豊前守御崇敬し社殿を建立。

後、永禄十三年(1570)跡部雅楽介が神殿を再建。
さらに、元禄十年(1697)地頭岡部源太左衛門により再建された。

神領が壱石九斗九升、除地田壱反弐拾歩であったが
明治維新で上知(没収)された。

平瀬村の産土神で、正一位細草大明神とも称された神社。
『甲斐国社記・寺記』によるとは巨摩郡内に同名の社が
塔岩村、竹日向村、高成村、川窪村などにも存在していたようで
その中心社だったのではないだろうか。
明治八年村社に列した。

『日本の神々』によると、
『甲斐国志』に式内社・黒戸奈神社の論社に比定されているらしい。

で、詳細な由緒がわからないので、いろいろと想像。
社号の細草ってなんだろうと地図を見てると
甲斐九筋の穂坂路の「穂坂」なんじゃないかと。
穂坂路は、茅ヶ岳山麓を横断し甲府と信州佐久の川上とを結ぶ古道。
穂坂路を日本武尊が進軍したという話は・・・ないか。

武田菱らしき紋を見つけたが、当社の神紋かどうかは未確認。
甲斐の神社には、この紋を付けた神社が、やはり多いのだ。


社頭

神門

神門から参道

参道

拝殿

本殿


【 細草神社 (甲府市)(印刷用ページ) 】

ボーダー




no index