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祭宮神社
さいぐうじんじゃ
山梨県甲府市右左口町1185  Zenrin Data Com Maps display !!
右左口の 名のはじめとも お左口さん


御祭神
珊瑚珠姫命 あるいは 保食神

山梨県甲府市(旧中道町)にある。
甲府駅の南12Kmほどの右左口町に鎮座。
358号線を南下して笛吹川を越えて4.5Kmほど。
29号線に入って西へ進み、100mほどで北へ入った場所。
宮沢川を渡ると社域と赤い鳥居が見える。

境内は道路より高い石垣の上。
社前に赤い鳥居が立っており、鳥居の左手に、
「右左口の 名のはじめとも お左口さん」と刻まれた石碑。
当社が鎮座地、右左口町(うばぐちちょう)の地名の由来とされているらしい。

その当社の社名に関して。
『山梨県神社誌』には「祭宮神社」とあり、『全国神社名鑑』には「祭宮社」、
『生成祭データ』では「斎宮社」、鳥居扁額には「御左口神社」とあって複雑。

御左口の「左口」が「斎宮」「祭宮」と変化したか、あるいはその逆なのかもしれない。

で、鳥居にある「御左口」の読み方。
僕は「みさぐち」だと思っていたが、石碑に「お左口さん」とあり、
また、鎮座地名「うばぐち」の由来だとすると「おばぐち」と読むのだろうか。
とりあえず、読み方のわかる祭宮神社を上には記しておいた。

鳥居をくぐり階段を上ると、広場の奥に、燈篭と石祠があるだけの簡素な境内。

創祀年代は不詳。
社伝によると、第二代天皇である綏靖天皇の頃、珊瑚珠姫がこの地に参り、
養蚕や農業などを教えたと伝えられ、その姫を農業の神として祀ったという神社。

故に、祭神を食物の神である保食神とする資料もある。

この珊瑚珠姫の珊瑚(さんご)も、左口や斎宮からの変化なのかもしれないし、
その逆なのかもしれない。
また、珊瑚珠姫はどのような方か判らないが、斎宮であったのかもしれない。

と、いろいろと良くわからない。その良くわからないところが面白い。

『山梨県神社誌』によると祠に菊花の紋章が刻まれているとあるが、
ちゃんと確認していない。
写真を見ると、屋根の部分の側面に花のような模様があるが。


社域

鳥居

石碑

境内に石祠

石祠

石祠


【 祭宮神社 御左口神社 斎宮社 (甲府市)(印刷用ページ) 】

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