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佐久神社
さくじんじゃ
山梨県笛吹市石和町河内80  Zenrin Data Com Maps display !!


丸に三つ引

式内社 甲斐國八代郡 佐久神社
旧郷社

御祭神
岩裂神 根裂神 天手力雄命

山梨県笛吹市にある。
石和温泉駅の南西4Kmの河内に鎮座。
笛吹川に近い場所。

南向きの新しい鳥居が建ち、境内は広い。
境内北隅に、数本の木に囲まれた社殿。

本殿が、かなり立派で、彫刻も美しい。
背後に回ると、ワイヤーや木の支えがあったが、
倒壊の恐れがあるのだろうか。

社伝によると、雄略天皇元年三月の創建。

祭神は、磐裂神根裂神
昔、当地が湖水であった頃、水を抜いて、
開拓した神々だという。
よって、社名が佐久(さく)となった。

境内には、丸石の猿田彦神や、石祠がいくつかあるが、
「要石」もある。謂われは知らない。

参拝は、晩秋の十一月の早朝。
境内の木も、赤く染まっていたが、そろそろ終わり。


鳥居

社号標

舞殿

境内

拝殿

石祠

本殿

後方

要石。どこか新しい雰囲気

丸石

佐久神社(県指定文化財)
 当社は、甲斐国の開闢祖神として仰かれた 岩裂根裂の二神と天手力雄命を、雄略天皇 の時代に国の中央にあたる現在地に祝祭した といわれ、平安時代(十世紀初頭)わが国最 古の官社一覧表である延喜式神名帳に甲斐 国の式内二十座に登録されている。
 社殿は、文久二年(一八六二)に改築され たものであり、梁行三間桁行三間の総欅唐破 風造檜皮葺で、江戸期神社建築の優れた技法 を集め、屋根組みと彫刻の造形美はその極致 に達している。
 昭和三十三年本殿と神殿が県指定文化財 となった。
 祭典は、春季大祭(四月三日)、秋季大祭 (十月十六日)が執行され、砂原太々神楽( 町指定無形文化財)が奉納される。
所在地 石和町河内八〇番地

−境内案内より−


山梨県指定有形文化財
佐久神社本殿付神額
昭和三十三年六月十九日指定
東八代郡石和町河内
佐久神社所有
 三間社流造、正面一間に唐破風付向拝を設け、 桧皮葺であった屋根は現在銅板葺としている。
 社記には「昔いちめんに湖水状だったこの地を、 岩裂根裂の両神が水を落として田や畑を興した ので、雄略天皇の時、当時開闢の祖神として現在 地にまつり佐久神社と称した。」とある。
 創立は古いが、本殿そのものは明治の少し前、 文久二年(一八六二)に建てられたもので、指定 理由は本殿周囲の優れた彫刻であって、この点に おいては他に例が少ない。

−境内案内より−



【 佐久神社 (笛吹市)(印刷用ページ) 】

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