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伊香保神社
いかほじんじゃ
群馬県渋川市伊香保町伊香保1  Zenrin Data Com Maps display !!


三つ巴

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式内社 上野國群馬郡 伊加保神社 名神大
旧県社郷社

御祭神
大己貴命 少彦名命

群馬県伊香保温泉にある。
温泉街の狭い道を、クネクネと登って行き、
階段を上ると境内がある。

境内まで車で入れるが、狭くて急な坂道。
大型車は難しいかもしれない。

『上野国神名帳』に「正一位 伊賀保大明神」とあり、
上野国三宮と呼ばれている古社。
延喜の制では、伊加保神社 名神大社であったほどの神社。

伊香保の語源は「いかつほの神」。
「厳秀」あるいは「雷の峰」と書き、
榛名山に対する山岳信仰が本来の姿だったようだ。

江戸時代、医王寺の管理する薬師堂と、湯泉寺の管理する当社が並立し
薬師堂の前(東側に)に当社の社殿があった。
文化十三年(1816)両社の間で地境論争が起り、
結果、参道の石段は伊香保神社が独占。
その後、薬師堂は温泉神社として伊香保神社の摂社となったが、
明治十一年三月、両社が焼失したため、
温泉神社を合祀し、現在地に仮殿を建設。これが、現在の社殿となった。
明治二十六年、薬師堂は階段下の位置に蔵造りにして再建されている。

また、一説には元は三宮神社の場所にあり、
さらに、それ以前は、渋川市有馬の若伊香保神社の地にあったという説もある。

万葉集に、
「伊香保呂能夜 左可能 為提爾 多都努自能安良波路 萬代母佐禰乎佐 禰婆」
とある。意味は、
伊香保の山裾にある水門からほとばしる水しぶきに
朝日があたって虹がはっきりと見えるまで、
お前と一緒にいれたら、どんなに楽しいことか。
だそうだ。


参道の鳥居

階段上の鳥居

境内

拝殿

拝殿内の神輿、前回撮影

社殿

本殿



神楽殿

境内社
稲荷,八幡,八坂,金稲魂,
大山祇,建御名方,三峯眷属

本当は、伊香保温泉に宿泊して、ゆっくりと参拝したかった。
参拝中にも、何組も宿泊客らしいグループが階段を上ってくる。

少しでも湯の町の感じを味わおうと、
参道の階段を下って、周囲を歩いて見た。
階段の下の路地に入ると、「北辰鎮宅霊符尊」と書かれた石碑があった。
八卦の中央に北斗七星が刻印されていて、
初めて見たのだが、当地には多いのだろうか。

最初の参拝(2002年)から10年後の2012年に
再度参拝したので、写真を入れ替えた。
前回の参拝は春四月だったが、今回は秋の十一月。
早朝の凛とした空気の中での参拝は気持ちが良い。

「北辰鎮宅霊符尊」の石碑の奥に医王寺薬師堂がある。
温泉神社であった薬師堂は『上野国神名帳』にある「正三位 温泉明神」か。


北辰鎮宅霊符尊

薬師堂

北斗星


【 伊香保神社(印刷用ページ) 】

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