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赤日子神社
あかひこじんじゃ
愛知県蒲郡市神ノ郷町森58  Zenrin Data Com Maps display !!


五七の桐

式内社 参河國寶飫郡 赤日子神社
旧県社

御祭神
彦火火出見尊 豊玉彦命 豊玉姫命

愛知県蒲郡市にある。
JR蒲郡駅の北2Kmほどの神ノ郷に鎮座。

参道入口に大きな鳥居が立ち、
参道を北へ歩くと、境内入口の鳥居。
境内に入ると、広い境内の正面に社殿がある。

参拝日は、非常に天気が良く、
美しい青空が印象的。
ただ、陽射しが強くて陰が濃いため、
コントラストの強い写真しか撮れないのが残念。

創祀年代は、不詳。

『日本総国風土記』によれば、
天智天皇の御代、初めて神礼を加えたとあり、
古代から存在した古社である。

当地は、赤日子遺跡などの古墳が散在する
古代蒲郡地方の中心地であり、
三河国開発の祖神として、当社が祀られたようだ。

当社の北西には、三河湾スカイラインの走る
遠望峰山(437m)が聳えているが、
『神社明細帳』には「霊峰聖山に坐して
伊勢三河遠州灘を守り海上安全航海守護と為し給ひ」とある。

伊勢神宮では、神衣を三河赤引の糸を使って織られていたが、
当社の「赤日子」が、「赤引」の訛りであるとする説もある。

境内の神馬像には桐の紋が刻まれていた。

境内には、幾つかの境内社があるが、
稲荷以外は確認できていない。
『式内社調査報告』には、境内社として以下の社名が記されている。
稲荷神社(稻倉魂命)、八幡社(應神天皇)、
金刀比羅神社(大物主命)、高松神社(高松大神)、
山御堂神社(山御堂大神)、社口神社(太田命)。
『平成祭データ』には、末社として、他にも
英霊殿(護國の英靈)、聖山神社(彦火火出見尊)、
白龍水神社(白竜水神)、養蚕祖神碑(祭神不詳)
の名が見える。

社殿の横に、石の垣に囲まれた自然石の石碑があり、
「三河養蠶祖神」と書かれていた。


大鳥居

参道の灯籠

社号標

境内入口

神馬像の神紋

境内

拝殿

本殿

三河養蚕祖神の石碑

稲荷社

境内社

御由緒標
愛知縣寶飯郡蒲郡町大字神ノ郷
鎮座
縣社 赤日子神社
祭神
彦火火出見尊
豊玉日子命
豊玉比賣命
創立年代 不詳
沿革 總國風土記参河國寶飯赤孫郷赤日子 神社圭田三十束三毛田
天智天皇甲戌九月始奉圭田加神禮有神家巫戸等 (一千二百六十七年前)
延喜式神名帳ニ参河國寶飯郡六座並小赤日子神社
文徳実録ニ仁壽元年冬十月乙巳授参河國赤孫神社 従五位下(一千〇七十六年前)
三代実録ニ清和天皇貞観七年十二月二十六日癸酉授三河國 従五位下赤孫神従五位上(一千〇六十二年前)
國内神名帳ニ正二位赤孫大明神式内座寶飯郡
早クヨリ朝廷ノ御崇敬厚ク國司領主地頭等尊敬モ 厚ク寄進状十数通アリ
明治五年郷社ニ列セラル
明治十二年七月改メテ十有五ヶ村(三谷 牧山 五井 平田  小江 府相 新井形 竹谷 鹿島 拾石 西迫 柏原 清田  水竹 坂本)ノ郷社トシテ崇敬セラレタリ
往昔當社ヨリ年々伊勢大御神ノ神衣ヲ織奉ル 赤引ノ絲ノ調物ヲ奉献リシニヨリ其名著シ
當社ハ雨乞ニ霊験顕著ナリトテ伊勢ノ多度神社ト 併称セラレ又養蠶ノ守護神トシテ其名高シ
明治四十年十月神饌幣帛料供進指定神社ニ 列セラレタリ
大正五年三月十四日縣社ニ昇格ス
昭和七年一月久邇宮邦英王殿下ヨリ神社號御染筆ノ 額御賜進アラセラル
例祭 十月十九日

−社頭案内板(一部『平成祭データ』にて補完)−



【 赤日子神社 (蒲郡市)(印刷用ページ) 】

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