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曾波神社
そばじんじゃ
宮城県石巻市蛇田字曽波神山4  Zenrin Data Com Maps display !!

式内社 陸奥國牡鹿郡 曾波神社
旧村社

御祭神
志波彦神

宮城県石巻市にある。
旧北上川の西岸、石巻線・曽波神駅の
すぐ南にある小山の中腹に鎮座。
参道入口は、山の南側にあるので、
南に回ると、赤い鳥居が立っている。

参拝は、真夏の休日。
快晴の青空と、緑の山と、赤い鳥居が美しい。

鳥居の扁額には、「曽波神社 愛宕神社」と
二社の名前が並んで書かれており、
鳥居脇には、「村社曽波神社」と刻まれた社号標や
多くの石碑が立っている。
参道の階段を上ると、参道左手に石祠などが祀られている。

参道をさらに登ると、開けた境内があり、社殿が一つ。
これが曽波神社の社殿だ。
曽波神社社殿の左手に山頂へ続く道があり
山頂には愛宕神社が祀られている。

曽波神社の参拝を終え、山頂の様子が気になったので
山道を登ってみた。
真夏の山道で、汗を流しながら、
蜘蛛の糸に悩み、薮蚊を払いながら登る。
と、山頂方向から地元の方が下りて来られた。
愛宕神社(山頂)までの距離が遠いようなら
断念しようかとも考え始めていた時なので、
一息つきながら、イロイロと話をお聞きした。

創祀年代は不詳。
上代より、この地に祀られていたという。
式内社・曾波神社に比定されている古社。

明治七年村社に列せられた。

『式内社調査報告』によると
明治四十二年十二月、曾波山の愛宕、雷神、
上中坪の高玉などの神社を合祀したとあるが、
現在、愛宕神社は、山頂の別の社殿に祀られている。
また、『平成祭データ』には
境内社として高玉社の名が記されている。


曽波神山(愛宕山)

社号標と参道階段

参道脇に石祠数個

中腹の境内

曽波神社社殿

山頂の愛宕神社境内

愛宕神社社殿

山道の途中にお会いした方の話によると
昔、曽波神社が寺院の管理を受けていた時、
階段を登ってすぐの場所にある今の社殿は
寺院によって築かれたもので、本来の場所とは違うという。

山頂への道の途中に、分岐点があり、
まっすぐ行けば山頂、右手に行けば小さな祠があり
それが本来の曽波神社だという。

そこで、まず山頂の愛宕神社に参拝し
その後、分岐点の右方向へ進んでみると
木の根元に小祠が祀られていた。
分岐点には旗台が設置され、祠の幣帛も新しいので
ちゃんと祀られている様子。
この祠が、『平成祭データ』にある高玉社なのか
あるいは、本来の曽波神社なのかは確認できなかったが、
地元では斯様に語られているようだ。


山頂への道に分岐点、
左が山頂、右に行くと祠

本当の曽波神社らしいが未確認


【 曽波神社 曾波神社 (石巻市)(印刷用ページ) 】

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