[HOME] > [神社記憶] > [北陸地方] > |
|
加夫刀比古神社
かぶとひこじんじゃ
石川県鳳珠郡穴水町甲ハ80
|
|
石川県穴水町にある。
甲(かぶと)駅から南東に1.5Kmにある甲山(66m)山頂に鎮座。
甲山は、別名を円山とも呼ばれ、
能登半島から日本海に突き出た、御椀状の丸い山。
一種の神那備山なのだろうか。
甲山の麓から山道を少し歩くと、社号標と鳥居がある。
この山道の入口が、なかなか見当たらずに苦労した。
勿論、車は入れない道なので、少し遠い場所、
海の側に車を置いて、麓の集落をウロウロと探した。
参道の山道は、草の道だが、歩きにくくはない。
境内の雑草も、綺麗に刈り取られており、気持ちが良い。
昔は、もっと鬱蒼としていたようだが。
創祀年代や由緒は不明。
通称は甲明神、阿曾良明神とも呼ばれた神社。
地元では、「おおみや」と呼ばれているという。
現在の祭神は、大己貴命・少彦名命・倉稻魂命だが、
以前の明細帳には、主祭神を加夫刀比古神としていた。
社名からも理解できるが、本来は、加夫刀比古神を祀った神社。
では、加夫刀比古神とは? という疑問が湧いてくる。
一説に、都怒我阿羅斯等神とも。
能登羽咋郡に、久麻加夫都阿良加志比古神社がある。
この社名を、加夫都+阿良加志と解釈。加夫都=加夫刀と考え、
久麻加夫都阿良加志比古神社に祀られている、
阿良加志比古神、都怒我阿羅斯等神から
加夫刀=都怒我阿羅斯等神と導き出されたものだろうか。
社殿の周囲は板垣で覆われ、
後方の本殿も覆屋の中にあり、見えず。
日本海に突き出た小山の山頂なので、
厳しい自然に耐えてきたのだろう。
甲山(円山) |
参道 | 参道の社号標 | 鳥居 |
境内 |
参道から社殿 | 本殿覆屋 | 参道を振り返る |
社殿 | 社殿 |
【 加夫刀比古神社 (穴水町)(印刷用ページ) 】