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熊野神社
くまのじんじゃ
滋賀県高島市安曇川町上古賀1391

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滋賀県安曇川町(現高島市)にある。
琵琶湖に注ぐ安曇川を10Kmほど遡った上古賀に鎮座。
饗庭野台地の南麓、安曇川の北側、
両合橋を越えると、奥山ダムへ向かう道と合流するが、
その合流地点の側に、境内入口が口を開け、
鬱蒼とした森の境内へ、参道が続く。
砂利を敷き詰めた参道は、大社の趣き。
参道途中に鳥居が立ち、
100m以上ありそうな参道を、さらに進むと境内。
境内横には、安曇川の支流らしき小川が流れ水音がかすかに聞えてくる。
数段の階段をのぼると正面に拝殿。
拝殿後方には、重量感のある本殿。
拝殿左手には、境内社が並んでいる。
参拝は、休日の午後。
傾きかけて陽は、この境内には差し込まず、
涼しげな空気が流れていた。
創祀年代は不詳。
弘仁十四年(823年)の再建という。
江戸時代には、白山宮と称していたが、
明治以後、古名に戻し、熊野神社となった。
式内社・熊野神社の論社の一つ。
比叡山延暦寺の隆盛期には、当社境内にも坊があり、
五輪塔などの残骸が今でも残っているらしい。
織田信長による兵火により焼失したが、
正保三年、領主酒井忠勝により社殿が再興された。
境内左手に境内社が並んでいる。
左手前から、住吉神社(底筒男神 中筒男神 表筒男神 配祀 息中帶姫神)、
神明神社(天照大神)、春日神社(児屋根命)、甲州神社(甲毘羅命)、
飯綱神社(稻倉魂命)、愛宕神社(香具土命)、天満宮(菅原道眞)。
広くて深い境内という印象。
参拝中、近隣の家族が訪れ、小川で水遊びなどをして楽しんでいた。
神紋は確認できなかったが、
『滋賀県神社誌』によると十六弁菊花紋らしい。
境内入口 ![]() | 参道の鳥居 ![]() |
境内 |
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拝殿 ![]() | 本殿 ![]() |
住吉神社、神明神社、春日神社、甲州神社、飯綱神社、愛宕神社、天満宮 |
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【 熊野神社 (安曇川町)(印刷用ページ) 】
