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奥津嶋神社
おきつしまじんじゃ
滋賀県近江八幡市沖島町188
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式内社 近江國蒲生郡 奥津嶋神社 名神大 |
琵琶湖に浮かぶ沖島にある。
沖島は近江八幡市なので、住所は近江八幡。
堀切新港から定期便の船が出ており、約10分で沖島へ到着。
港に到着すると、島の南端にお椀を伏せたような小さな山が見える。
その山が、当社の神域。丘の中腹に、社殿が張り付いている。
周囲は、小さな島の港に特有な町並。
民家の奥に通じる狭い路地を入っていくと、
当社の境内入口に到着。
階段を登ると、狭い境内に拝殿と、新築らしい本殿がある。
参拝を終え、境内から琵琶湖を眺めていると、
チラチラと雪が降ってきた。
(この後、近江八幡に戻り、高速を走っていると吹雪になった)
境内の左手に、小さな階段がある。
丘上へ続いているのだろうと思って登ってみると、
途中に、一つの祠。
さらに登ると、もう一つの祠と、小さいがちゃんとした境内があった。
当社境内には、八尾神社と厳島神社があるらしいので、
どちらが、どちらかだろう。
残念ながら、その先の道は荒れていて登れず、
丘上は諦めて階段を下っていると、付近の方が階段を登ってきた。
軽く挨拶をして、「上の祠は何ですか?」と聞くと、
「あれは、山神様です」という返事で、
昔、当地で石切が行われていた当時に祀られたものという、
が、ひょっとすると「八尾神様」とおっしゃったのかもしれない。
勧請年代は、不詳。
社伝によると、元明天皇和銅五年、
藤原不比等によって社殿が創建されたという。
琵琶湖最大の島に鎮座し、
琵琶湖航行の安全守護の神。
沖島は、平安時代の保元・平治の乱により
平家勢力に押されて逃げ延びた源氏の武将たち、
つまり、珍しい源氏の落武者たちが住み着いた島だという。
社殿には笹竜胆の紋が付けられていた。
社域の丘 |
社殿を拡大してみた |
鳥居 | 境内 |
社殿 | 本殿 |
丘への上り道から境内 |
上り道途中の小祠 | 丘の上の祠 |