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天満宮
てんまんぐう
香川県さぬき市津田町鶴羽
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香川県さぬき市にある。
鶴羽駅の南西500mほどの場所で正確な住所はわからない。
以前、式内社・多和神社の論社である鶴羽神社と大森神社を探して
さぬき市に来たことがあり、その時は鶴羽神社は見つけたが、
大森神社の場所がわからずにあきらめたことがある。
その後、大森神社は、鶴羽にある天満宮境内にあるという情報をいただいた。
一人では得がたい情報をいただき、感謝。
ネットで個人的な神社巡りを公開していて良かったとシミジミ思った。
ということで、今回、年末年始に岡山周辺を訪れたのを期に、
瀬戸大橋を渡って、さぬき市にやって来た。
地図で、天満宮の位置を確認し、JR高徳線と高松自動車道の中間地点へ。
道路を走っていると、道の脇に、ちょっとした森があり、
境内入口らしき階段を登ると、鳥居。
広い境内の南隅に社殿があり、社殿の右手には、石祠や石碑。
石組みの上の石祠には、薄っすらと「大森」と刻まれていた。
これが、探していた大森神社に違いない。
天満宮に関する情報は未入手。
御祭神に関しても、たぶん菅原道真だろうということしかわからない。
『式内社調査報告』に、多和神社の新しい論社として
「鶴羽神社」と「大森神社」という名が記されている。
式内・多和神社は多和郷にあるはずという説がある。
ところが、現在、式内・多和神社の論社となっている、
志度の多和神社も前山の多和神社も、多和郷からは距離がある。
古代の多和郷は津田町内に限られるはず。
ということで、『新修香川縣史』では、
多和神社は、鶴羽の鶴羽神社か大森神社ではないかと記載されているらしい。
『再訂津田町史』によると、天満宮同所とあり、
古くから天満宮と大森明神は一つの社殿に祀られていたらしい。
大森明神は早くに退廃し、小社となっていたものを天満宮の寄宮としたという。
ちなみに、参拝は元日の朝。
まだ完全に日は昇っていない時刻なので、境内も暗い。
参道入口 | 境内入口 |
朝の境内 |
社殿右手に境内社(大森社)や石碑 |
大森社 | 大森の社号 |