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小内神社
おうちじんじゃ
長野県長野市若穂綿内字森5908
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式内社 信濃國高井郡 小内神社 |
長野県長野市にある。
綿内駅の東1Kmほどの若穂綿内に鎮座。
車道に参道入口があり、緑の田圃の中に社域の森。
天気が良くて、緑に囲まれ青い空の下、
明るい参道を歩き、境内に入ると、
日陰のため、一瞬、視界がブラックアウトしてしまいそうだ。
暗い境内の奥に、社殿があるが、
信濃の神社らしく、社殿の前、左右に小さな御柱が立てられている。
拝殿の後方には、本殿らしき建物があるが、
ひょっとしたら、これは覆屋で、中に本当の本殿があるのかも。
式内社・越智神社の論社の一つ。
また、式内社・小内神社の論社でもある古社。
社伝によると、天平九年越智泰澄禅師により
当社の南東6・7Kmに聳える妙徳山の麓、
山崎にある宮王神社の場所に勧請。
その後、片山神社と呼んで、蓮台寺の近く、
清水の諏訪神社の場所に移動。
永正元年(1504)二月、現在地へ遷座したという。
ということで、当社では、式内社・越智神社であると主張。
であれば、式内社は、宮王神社のはずだが、
そうなっていないのは、宮王・諏訪の両社が移動後に創祀された
まったく別の神社だということだろうか。
妙徳山山頂に蓮台寺の小祠があり、神像が祀られているらしいが、
当社記では、その小祠を当社の奥宮と位置づけ、
神像は、当社祭神・宇麻志摩遲命であるとする。
一説には、蓮台寺は、当社の神宮寺であったという。
ただし、明治までは祭神に、宇麻志摩遲命は含まれておらず、
建御名方刀美命を祀る、諏訪神社であった。
ゆえに、社殿前の御柱も納得できる。
社域 |
社域 | 境内入口 |
境内と御柱 |
社殿 | 本殿 |
【 小内神社 (長野市)(印刷用ページ) 】