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伊久刀神社
いくとじんじゃ
兵庫県豊岡市日高町赤崎字家ノ上438  Zenrin Data Com Maps display !!

式内社 但馬國養父郡 伊久刀神社
旧村社

御祭神
瀬織津姫神 大直毘神

兵庫県豊岡市にある。
山陰本線・江原駅の南2Kmほどの日高町赤崎に鎮座。
円山川の東側、赤崎集落の奥に境内がある。
小川に沿って狭い道を進むと、少し広い場所があり、
そこから階段を登ると境内。
車で訪問したのだが、境内周囲に鳥居は見当らなかった。
雨の中、狭い道を運転していたので
見逃したのかもしれないが、境内入口には鳥居はない。

境内の北側奥に当社の社殿。
本殿を納めた覆屋の前に、境内社が二つ。
境内には、他にも境内社の祠がある。

覆屋には、恵比須大黒らしきお面が掲げられており、
扉は開放されていた。
中には入母屋造の本殿が安置されている。

参拝は、五月の連休、雨の午後。

創祀年代は不詳。

式内社・伊久刀神社に比定されている古社。
当社の東方1Kmほどの場所に進美寺という寺があるが
慶運二年(705)創建の古刹らしい。
養父・気多郡内に広大な寺領をもつ有力寺院で
進美寺に最も近い古社である当社との関係が推測される。
つまり、進美寺の護法神として当社が存在していたとすれば
当社の創祀も8世紀頃だと想定される。

なお、進美寺近くの山上に白山神社という旧村社があるが
この社は、後に加賀から勧請されたもののようだ。

境内社については不明。
『式内社調査報告』には、稲荷神社、三柱神社の名前が載っている。


社域

社殿

境内

本殿

本殿

御由緒

古い記録がなく創立年代等不明、ただし本社東方一粁の進美寺が慶雲二年(七〇五)創建の古刹で養父、気多郡内に広大な寺領を有した有力寺院であることから式内社中厳もこの寺に近接した本社との関係が推測される。即ち伊久刀神社が進美寺の護法神社的性格を有したと考えられる。
本社は延喜式の制で小社に列し、明治六年村社に列している。

−『平成祭データ』−



【 伊久刀神社 (豊岡市)(印刷用ページ) 】

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