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井上神社
いのうえじんじゃ
兵庫県養父市吉井1656−1
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兵庫県養父市にある。
八鹿駅の西16Kmほどの吉井に鎮座。
八木川に沿って、9号線を15Kmほど西へ。
八木谷川と八木川が合流する辺りで、
87号線へ入って、さらに西へ1Kmほど進む。
「上吉井」というバス停から北へ入ったところ。だが、
バス停は移動したり無くなったりするので、今でもあるかどうかは分からない、
とにかく、その辺りから当社への参道が北へ延びている。
参道には「式内井上神社」と刻まれた社号標が立っている。
鳥居は修理中で、鉄パイプで補強されている状態だったので、
注意しながら、鳥居を避けて参道を進んだ。
参道の長さは、100mは無かったと思う。そんな長さ。
参道を上りきると境内。
境内奥の石組の上に社殿がある。
階段を上ると正面に拝殿。
拝殿の左手に意味ありげな石があり灯籠が立っていたが、磐座だろうか。
拝殿の後方に廊下が延びて、本殿の覆屋があり、内部に本殿。
社殿は全体的に朽ちた雰囲気だが、
本殿の左右や、廊下、拝殿の屋根の下などに
電球が並んでおり、祀りは真摯に執行されている印象だ。
天平二年の創祀と伝え、
式内社・井上神社二座に比定されている古社。
明治以前は牛頭天王が合祀されており、
現在の祭神は、素盞嗚命と稲田姫命だが、異説がある。
『但馬式社鎮座考』では、罔象女命・多遅摩比那良岐神。
『神社覈録』では、御井神。
他には、速秋津日命・多遅摩比那良岐神など。
社名から水神を祭神と考えるのが普通だろう。
往古、当地には三つの池があり、
大池、小池、田中の池と呼ばれていた。
大池、小池は山中にあったが、
田中の池は井上大明神の神前に湧き出した霊泉で
枯れることがなかったので、
住民は妙なる霊泉として、村名に吉井と名付けたという。
明治になって、吉井集落内にあった
三柱神社、山王神社、山神社、岡野明神社を合祀。
明治六年十月に村社に列した。
本殿の左右に境内社が一つずつ。
『平成祭データ』には、稲荷社と猿田彦社の名が載っていたが
左右のどちらがどの社かは分からなかった。
参道入口 | 参道 |
鳥居(修理中) | そして参道 |
境内 |
拝殿横に石と灯籠 | 拝殿 |
境内社と本殿覆屋と廊下 | 拝殿 |
本殿 | 覆屋右手にも境内社 |
社殿 |