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桐原神社
きりはらじんじゃ
兵庫県朝来市和田山町室尾字男山169−21
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式内社 但馬國養父郡 桐原神社 |
兵庫県朝来市にある。
和田山駅の北2Kmほどの和田山室尾に鎮座。
円山川を越えて1Kmほど北上し、西へ1Km。
北へ入る小道を300mほど進むと、
道路脇にコンクリートの参道入口があり、
「式内桐原神社」と刻まれた小さな社号標が立っている。
そのコンクリートの坂道参道を登ると
ゲートのような鉄柵の門。
獣除けらしいその門を開けて、少し登ると境内の横に到着する。
鳥居をくぐった正面に社殿があるが
社殿は、拝殿を兼ねた覆屋で
内部に本殿が納められている。
境内の周囲に垣は設けられておらず、
参拝日は非常に天気が良くて
強い陽射しの中、突然境内が出現したような、
オープンな感じ。
社伝によると、大同三年(908)
男山石清水八幡宮から勧請された神社。
『但馬郷名記』では、
矢作連が、その祖神・経津主命を祀った古社に
後、八幡宮を勧請したという。
つまり、本来、桐原神社として祀られていた社に
八幡神を合わせ祀った神社。
よって、当社は式内社・桐原神社に比定されている。
明治六年十月、村社に列し、
当時は現在地の東4Kmほどの場所にあったようだ。
氏子である室尾村と岡田の間で境内をめぐって権利争いが生じ
結局、桐原神社分を室尾へ、八幡神社分を岡田へ分祀。
だが、当時の室尾村に社殿を維持するのは困難だったので
岡田に譲り、大正三年十月、社地を定めて社殿を新築した。
境内の右手に境内社が幾つかある。
『式内社調査報告』によると
竹淵大明神、稲荷大明神、三寶大荒神、高良大明神、鹽釜大明神。
参道入口 | 境内 |
境内 |
社殿 | 社殿 |
【 桐原神社 (和田山町)(印刷用ページ) 】