[HOME]  >  [神社記憶]  >  [関西地方]  >
メニューを表示する 表示用ページ


大宮姫命稲荷神社
おおみやひめのみこといなりじんじゃ
京都府京都市上京区主税町  Zenrin Data Com Maps display !!

式内社 宮中神 御巫等祭神八座の一 大宮賣神 大 月次新嘗

御祭神
大宮姫命

京都市上京区にある。
二条城の北西、竹屋町通りにあたる。
児童福祉センターの南にある。

小さな社域だが、社号標もある。
路上の、本当に小さな杜なのだ。

『新撰京都名所図会』によると、俗称は貧乏稲荷だそうだ。

もとは神祇官西院の御巫等祭神八座の一、大宮賣神であるという。
当地は、太政官の南、宮内省神祇官の西にあたり、
神祇官西院から遷座されたものと思われる。

神祇官西院そのものは、現在NHKの敷地になっているらしい。

大宮姫命は伏見稲荷の稲荷三座の一座。
当社は単独で祀られていたのだろうか。

大宮姫命は、太玉命の御子神で、上下の間を取り持つ神。
天照大神の岩戸隠れの際に、天思兼神の策によって
御前に侍っていた神であるという。


社域

鳥居

社号標

社殿

神祇官西院坐御巫の祭神八座のうち、大宮賣神の名跡を伝へたもので、 その位置はもとの神祇官西院の故地と考へられ、明治初年までは、 付近に宮内省坐神三座(園、韓神社)の遺址なども芝生となつて存してゐ たが、後京都府監獄の敷地となり、今またNHK京都放送局の敷地となつて古観を全くどどめない。当社もいつ のころからか稲荷大明神と称せられ、特別の信者のみのまつるところとなつた。現在の社地は竹屋町通路面上を 占有、そこに生えた巨木の根もとに小さなほこらが南面してまつられ、東西に通ずる竹屋通り筋にあたり、石鳥 居と大きい社号標が建てられてゐる。大正十二年東宮殿下の御渡欧を記念して近隣の工場主の寄進するところで ある。

−『式内社調査報告』−



【 大宮姫命稲荷神社(印刷用ページ) 】

ボーダー




no index