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神明神社
しんめいじんじゃ
京都府京都市左京区大原草生町  Zenrin Data Com Maps display !!

式内社 山城國愛宕郡 大柴神社

御祭神
天照皇大神 豊受大神

京都の左京区にある。
「京都大原」で有名な大原に鎮座。
寂光院の裏山中腹に境内がある。

京都市街から367号線を北上し
大原で高野川を越えて西へ入る。
寂光院は有名な寺院なので、案内に従って寂光院へ。
寂光院の前を通過し、さらに奥へ入って細い道を北上すると参道入口。

参拝日は夏休みの早朝。京都旅行の最終日。
綾部のホテルを夜明け前に出発し、京都市内に入った頃は未だ暗かったが
境内に到着した頃は、ようやく少し明るくなり始めた時刻。
大原への観光客が目覚めの散歩などをし始めていた。

周辺の駐車場は、大原観光の有料駐車場が多いようで、
少し離れた場所に路駐して徒歩で境内へ向かう。

参道入口は竹棒で閉じられており、
鳥居をくぐった参道には獣除けのフェンス。
フェンスを開け、参道を緩やかに登ると突き当りに階段。
階段をぐるっと上ると、夜明け間近の少し暗い境内。

暗くて写真撮影が困難なので、もっと明るくなるまで待とうかとも思ったが
この後、山越えして琵琶湖を渡り長野まで帰らなければならなかったので
さっそく参拝を開始。
ということで、撮影した写真は露光不足か、手ブレのため良い写真は撮れなかったが、
京都の奥にある「京都らしい古社」は、そんな時刻の参拝がよく似合う、と思う。
境内は樹木の覆われ、青々として清々しい神域だった。

境内には横から入る形式。
一応、拝殿があるが参拝客は本殿の前で参拝するのだろう。

境内には二棟の本殿があり、左が内宮、右が外宮。
ともに美しい神明造で、それぞれに鳥居が設置されている。

創祀年代は不詳。由緒も不詳。

式内社・大柴神社の論社で、「愛宕郡誌」には
「由緒詳ならされども旧社なり、本社二宇相供い境内老杉多し、
文明十八年六月十六日送別の宴を此に開らき歌詠み法楽しける事
廻国雑記に見えたり」とある古社。

寂光院のすぐそばにあるので、何らかの関係がある(あった)のかもしれない。
寂光院は寺伝によると聖徳太子による創建。
文治元年(1185)建礼門院が傍らに庵をむすび
壇ノ浦で滅亡した平家一門とわが子安徳天皇の菩提を弔った場所。
このように、大原は京都市街から遠く、伝統的な隠棲の地だったらしい。

外宮の右手に境内社があるが詳細は不明。
『式内社調査報告』では八満(八幡)宮の名が載っている。

境内左手に、上へ続く参道階段があった。
登ってみると、階段上に石室のようなものがあり、何か祀られていた。


参道入口

参道

参道

境内

拝殿

内宮

外宮

本殿

境内左手参道

何か祀られている


【 神明神社 (京都大原)(印刷用ページ) 】

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