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梅宮大社
うめのみやたいしゃ
京都府京都市右京区梅津フケノ川町30
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式内社 山城國葛野郡 梅宮坐神四座 並名神大 月次新嘗
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京都市右京区にある。
阪急嵐山線松尾駅から東へ八〇〇mの路地奥に鎮座。
境内横には、神苑があり、美しい庭園がある。
境内は非常に静かで、澄んだ印象だった。冬だからかもしれないが。好感。
創祀年代は不詳。
社伝では天平年中の鎮座という。
式内社・梅宮坐神四座に比定されている古社で
二十二社に列し、明治以後は官幣中社であった神社。
酒造の神であり、神門の前に、「日本第一酒造之祖神」の石碑がある。
祭神・酒解神に関しては、「辟解」「堺解」とする説もあり、
祓いの神とする場合もあるようだ。
こんにちでは、「またげ石」に見られるように安産の神として信仰されている。
橘氏の氏神社であり、神紋は橘。
天皇家も祀っているので、菊紋も使用されている。
鳥居 |
社号標 | 鳥居扁額 | 「日本第一酒造之祖神」 |
門 | 舞殿 |
境内 |
拝殿 | 本殿の屋根 |
瑞垣の中、本殿左右に摂社がある。
護王社 橘氏公公 | 若宮社 橘諸兄公 |
神苑 | 稲荷社 |
境内の石、案内にある「またげ石」は本殿横にあり、子授けの祈祷が必要らしい |
梅宮大社 祭神は酒解神、大若子神、小若子神、酒解子神の四座、式内神で 二十二社に列し、もと官幣中社であった。橘諸兄の母縣犬養三千代の 創建といわれ、古くは橘氏の氏神であった。酒解神(大山祇神)の 御子酒解子神(木花咲耶姫命)は大若子神(瓊々杵尊)と一夜の 契りでやがて小若子神(彦火々出見尊)をお生みになった。そこで 姫は歓喜し狭名田の稲をとって天甜酒を造り、これを飲まれたという 神話から当社は安産と造酒の神として古くから有名である。 現在本殿、拝殿、幣殿、廻廊、中門などがあるが、これらは元禄十三 年(一七〇〇)の再建になるものである。境内には大堰川の水がひかれ、 池辺にはかきつばたや花菖蒲が多くあり、西方の梅林も美しい。 また、境内の砂は安産の民間信仰があり「またげ石」は、これを 跨げば子供が授かると伝えられる。 −案内板より− |
【 梅宮大社(印刷用ページ) 】