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祝田神社
はうりたじんじゃ
奈良県天理市田部町293
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式内社 大和國山邊郡 祝田神社 |
天理駅の北にある田部町に鎮座。
早朝に参拝したが、近所の御老人が一生懸命拝んでいた。
明るい神社だが、なんだか砂っぽい感じだ。
式内社・祝田神社に比定されている古社だが、
創祀年代、および由緒は不詳。
また「石上布留神宮抄」には、
「祝田神殿一座在田村 神宮坤凡二十余町田村ノ後宮ニ坐ス」とあり、
石上神宮の西南2Kmほどの田村(現在の田町)の地が、祝田神殿の跡であるとも、
田村は田部の誤記で、田部鎮座の当社が式内社であるとも考えられているようだ。
さらに祝田神殿の今木大神が、
延暦元年(782)十一月、従四位上に叙され、
山城国平野神社に遷され、第一殿に祀られたという説もあるらしい。
現在の祭神は豊受大神だが、以前は日本武尊であるとも考えられており
明治までは天満宮とも称されていたらしい。
拝殿 |
社号標 | 本殿 | 境内社・春日社 |
祝田神社 旧村社。祭神豊受大神。もと天満宮と称した (石灯篭刻銘)。「大和志」に「祝田神社在田部村今称天満」 とみえ、「延喜式」神名帳山辺郡の「祝田神社」に あてる。祝部は古代の神官のことで、石上神宮 (現天理市)神職に関係する社であろうか。祝田 と屯倉とする説もある。石上布留神宮妙抄(石上 神社蔵)は現天理市田町に祝田神殿があると記し、 田村郷由緒書(法林寺蔵)によると、田町は石上 神宮祭主の累世居住の地という。 −『大和・紀伊 寺院神社事典』− |
【 祝田神社(印刷用ページ) 】