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弁才天 |
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弁才天
べんざいてん 別名 弁財天:べんざいてん 弁天:べんてん …… |
- インドの河の神で学問・弁舌・学芸の神。福神、水神、農・漁業神。富と財物をもたらす神。学芸・豊漁・豊作の守り神。七福神の一人。
- 梵名をサラスヴァティーといい、妙音天・大弁才天・大弁才天女などと漢訳され、略して弁天ともいう。
- サラスヴァティーは、古代インドにおいてはサラスヴァティー河をさしたが、
やがて、この河を神格化して土地の豊穣をもたらす農耕の女神とするようになり、
さらに、弁舌の神ヴァーチと習合されて、恵みを与える福徳神の性格に学才・音楽の神としての性格が加わることとなった。
よって漢訳された弁才天の名前は、弁舌の神ヴァーチの性格をより強く反映したもの。
- その姿は大きく二臂と八臂に分類することができる。
二臂像は、通常、琵琶を奏でる菩薩形坐像として表される。
八臂像は『金光明経』系の像の形で、冠には鳥居か蛇が刻まれ、
それぞれの手に矛、三又杵、弓矢、鉄輪、剣、斧、棒、羂索(綱)を持ったものなどがある。
- 宇賀神(字迦之御魂神と同神と考えられる)と習合し、髻に老相の人頭蛇身(宇賀神)をいただくものもある。
蛇(水神)との結びつきが強く、蛇を使いとする話がある。
- 鎌倉時代になると在来の神である市杵嶋姫神と習合し、日本の神々と同様の扱いになる。
【 弁才天:玄松子の祭神記(印刷用ページ) 】