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青倉神社
あおくらじんじゃ
兵庫県朝来市山内字権現谷  Zenrin Data Com Maps display !!


五三の桐

式内社 但馬國朝來郡 伊由神社

御祭神
和久産果神 あるいは少彦名命

兵庫県朝来市にある。
播但線・青倉駅の東5Kmほどの青倉山(811m)中腹に鎮座。
青倉駅前の交差点に、当社の大鳥居が立っている。
参拝が午前中だったため、
西向きの鳥居の写真が、逆光になってしまった。

その鳥居から、伊由谷川に沿って526号線を東へ。

川上あたりに青倉山へ通じる林道入口があるので
林道をそのまま登っていくと
当社前の駐車場に到着する。

駐車場脇にも鳥居が建っており、
参道を歩いていくと境内に到着。
社殿は階段の上にあり、階段途中には
青倉山登山口があるが、登山は嫌いなので無視。

階段を上りつめると大きな社殿。
社殿内に入ると、正面には岩肌があるだけ。
左右にある階段を上ると神殿。
階下に見えた岩の上に神殿があり、
神殿の奥には岩の上部がある。
つまり当社の社殿は、
御神体であろ巨石に寄り添うように立っている。

社殿の右手には、御神体の裏から湧き出る霊水があり
目の神様として信仰されている。

創祀年代は不詳。

納座にある善隆寺の奥の院とされている。
一説に、伊由市場鎮座の伊由神社の分霊を祀るという。

が、
位置的には、伊由神社の奥宮に相当するのではないだろうか。
あるいは、伊由市場の伊由神社が、
当社の遥拝所や里宮なのかもしれない。
そんな印象。

御神体の巨石から沸き出す霊水への崇拝から
和久産果神」を御祭神とし
湯(伊由)という社号を残すことになったのではないだろうか。


善隆寺の奥の院とされているためか
著名な神社なのに 『兵庫県神社誌』 には当社の記載がない。

ただし、伊由神社の項には
「特選神名牒」の式内社・伊由神社の説明として
「今按式内神社道志流倍に此社能座村小手巻社
又青倉明神など云とも當らず
市場村と山内村の間なる大森明神なる事疑なし」

と記載されている。

この青倉明神が当社で、大森明神は現・伊由神社
つまり、当社を式内社・伊由神社とする説があったようだ。

御神体の巨石は、横から見るとモアイ像に良く似ている。
参拝者は、モアイ像の後頭部を拝んでいる感じを
想像すると、ちょっと面白い。

巨石の横には幾つかの祠があるが詳細は不明。


青倉駅前の大鳥居

社前駐車場の鳥居

参道

参道階段

参道脇の稲荷社

境内

社殿

社殿

社殿内部、御神体岩の岩肌があるだけ。左右に階段

上に神殿

上の神殿

社殿後方の御神体巨石


【 青倉神社 (朝来市)(印刷用ページ) 】

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