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多他神社
ただじんじゃ
兵庫県美方郡香美町小代区忠宮136  Zenrin Data Com Maps display !!

式内社 但馬國七美郡 多他神社
旧郷社

御祭神
素盞嗚尊 太田他根子命 埴安姫命

兵庫県香美町にある。
JR香美駅の南西30Kmほどの小代区忠宮に鎮座。
鎮座地名の「忠宮」は、当社「多他神社」のこと。
資料によっては、当社社号に
「おおた」と訓が記されている場合もあるが。

矢田川に沿って、4号線を20Kmほど南下。
9号線と交わる辺りで、482号線へ入り、
さらに矢田川に沿って7Kmほど南下する。

482号線の西側に境内があり、
参道階段を上ると、大きな社号標が建っている。

参道を進むと、境内奥に社殿。
平入入母屋造の拝殿の後方に、妻入の本殿覆屋が連結された
ちょっと変わった構造の社殿。
覆屋の下が開いていたので、内部を覗くと
流造の本殿が納められていた。

社伝によると、貞観元年(861)九月の創祀。

式内社・多他神社に比定されている古社だが
近世には三宝荒神とも称し、小代庄一の宮として崇敬されていた。

永正三年(1506)九月、毛利元就に命じられ、
山本新五郎房家が神主として着任。

寛文三年本殿を建立し
元文三年本殿造立、文化十二年本殿修復。
万延元年に再建。

明治三年、神仏分離により多他神社と改称した。

寛文三年頃、小代庄内に疫病があり、
庄民の多くが死んでしまった。
そこで、当時の大庄屋仁右衛門九郎兵衛門が願主となり
当社に祈願したところ、神威により疫病は退散。
以後、毎年奉納油及び奉納相撲が続いていたらしい。

社殿の左右に境内社が一つずつ。
詳細はわからないが、
『兵庫県神社誌』に愛宕神社、稲荷神社の名が載っており
右手に愛宕神社、左手に稲荷神社だと思う。


社頭

参道と社号標

境内

社殿

社殿

本殿覆屋

本殿後姿

多他神社略記
祭神 素盞嗚尊 太田他根子命 埴安姫命
多他神社はもと三宝荒神と称し、小代庄一の宮で 延喜式内神社である。「延喜式」神名帳巻十神祇神名の 中に七美郡十座並小、多他神社と記載されている。
「延喜式は延喜五年(西暦九〇五年)編纂に着手されている」

−社号標より−



【 多他神社 (香美町)(印刷用ページ) 】

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