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波古神社
はこじんじゃ
福井県三方上中郡若狭町堤18森脇16  Zenrin Data Com Maps display !!

式内社 若狭國遠敷郡 波古神社
旧村社

御祭神
波邇夜須毘古命 天照大御神 伊弉册尊

福井県若狭町にある。
上中駅の北2Kmほどの道路わきに鎮座している。

境内入口の鳥居をくぐって参道を歩くと、正面に拝殿。
拝殿後方に一段高く本殿がある。

本殿の近くに大きな銀杏の木(御神木)があり、
銀杏の実が沢山落ちていて、独特の匂いに満ちていた。

明治以前は、「箱大明神」と称しており、
本殿にも「箱大明神」という額が掲げられていた。

創祀年代は不詳だが、明細帳には、天平年間の勧請とある。

伊屋の谷の峯に光が指し、山伏が登ってみると、
一つの箱の中から、光が洩れており、中に金色の神像があった。
これを御神霊と仰ぎ、山麓に祀ったのが当社の始めという伝承がある。
さらに、当社の社殿が完成すると、一夜にして樹木が茂ったとも。
当社の社叢は、「椿の森」と称されている。

本殿に祀られている神明宮と大将宮は、大正時代に合祀されたもの。

本殿の左に、牛頭天王社と天満宮。
本殿右には、六所明神と山神社。
右手奥に、奥ノ院が祀られている。
普通、「奥ノ院」といえば、境内から遠く、山の中などにあるのだが、
ここでは、境内の奥にあるのが面白い。

不動宮は、拝殿の左手、御神木の根元の祠に祀られている。


社頭

鳥居

参道

牛頭天王社と天満宮

拝殿

本殿

本殿

本殿

参道から鳥居

本殿右奥の奥ノ院

不動宮

山神社

六所明神

式内
村社
波古神社
上中町堤第十八号森脇十六番地
一、祭神
本殿
神明宮天照大御神
大将宮伊弉冊ノ尊
社主宮波邇夜須毘古ノ命
境内神社
祇園社(広峯神社)牛頭天王神
(須佐之男命)
天満宮菅原道真公
奥ノ院波邇夜須毘売ノ神
田中権現社六所大明神
山神社大山津見ノ神
不動宮不動明王尊
一、由緒沿革
創立は西暦七二九〜七四九年(天平年間)と言われている。
明治元年六月祭神が波邇夜須毘古ノ命である 事から従三位の箱神社から波古神社に改称される。
大正四年一月十六日付け福井県告示第六号に より式内村社になる。
延宝三年(一六七五年)の由緒書に口伝えとして 「伊屋の谷の峯より夜、光が指していた。 この光は一つの箱の中より指していたので、これを 御神霊の御降臨給いしとして、この山を 箱ヶ嶽と名付け社を里人の鎮守(箱明神社) として山麓にたて奉った。」
社殿が完成の時、周囲の茂った樹木が一夜のうちに 生じたので「一夜の森と称する」とある。
境内の敷地は椿の木が多い事から椿の森 とも言われている。
波邇夜須毘古ノ神は山野田園の土壌を 司る神とされる。
一、祭日
例祭四月第一日曜日
祇園祭七月下旬
大将宮祭七月二十四日
不動宮祭七月二十八日
山神宮祭一月九日

−社頭掲示より−



【 波古神社 (若狭町)(印刷用ページ) 】

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