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鴨都波神社
かもつわじんじゃ
奈良県御所市宮前町513  Zenrin Data Com Maps display !!


五七の桐

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式内社 大和國葛上郡 鴨都味波八重事代主命神社二座 並名神大 月次相嘗新嘗
旧県社

御祭神
都味波八重事代主命 下照比売命
配祀 建御名方命 大物主櫛𤭖玉命

御所駅の南、警察署の前にある。
境内は広く、末社の数も多い。
夕方の参拝で、社務所は閉まっていたが、快く応対していただいた。
撮影した鳥居は警察署から撮ったものだが、裏口のようだ。

本殿には垣があってあまり近づけず残念。
街中にあるが、静かな雰囲気だった。

葛城賀茂社、加茂明神、下津賀茂社などと呼ばれ、
大神神社の別宮とも言われる神社。

ちなみに、上津賀茂社は櫛羅の鴨山口神社

崇神天皇の御代、大神神社初代神主である大田田根子の孫・賀茂積命が
勅命により、葛城の地に奉祀したと伝えられ、
式内社・鴨都味波八重事代主命神社二座に比定される古社。

いくつかの境内社を確認したが、夕方の参拝だったので見落としたかもしれない。
確認できたのは、西側鳥居のそばの稲荷社。
拝殿横に三つ並んだ天神社、猿田彦神社、火産霊神社。
他には祓戸社、神農社、八坂神社、笹神社。
『式内社調査報告』には、上記の他に大己貴社、粟島社の名が載っている。


境内

拝殿

本殿

天神社、猿田彦神社、火産霊神社

祓戸社

神農社

八坂神社

稲荷神社

笹神社

御神木

鴨都波神社 奈良県御所市宮前町。旧県社。祭神は積羽八重事代主命下照姫命建御名方命、葛城賀茂社・下津賀茂社・加茂明神などと呼ばれ、大神(三輪)神社の別宮ともいわれている、『延喜式』には「鴨都味波八重事代主命神社二座」とあって、二座ともに名神大社、月次・相嘗・新嘗の各祭に際して官幣にあずかった。創祀については崇神天皇の代に賀茂積命(大田田根子の孫)が葛城の地に奉祀したと伝える。『出雲国造神賀詞』に「大穴持命の申し給はく…事代主命の御魂を宇奈提(うなで)に坐せ…皇御孫命の近き守神と貢り…」とある。同系の「高鴨神社」の創祀起源もこの文中にある。事代主神は一般に商売繁昌豊漁守護の「夷神」として有名であるが、本神社の近隣にある「葛城一言主神社」(御所市森脇)や「金剛山葛木神社」(同市高天)だと祭神名を一にしており、古代の賀茂氏一統の地であった葛城地方では、むしろ神名から言霊にかかわる神のイメージが強い。雄略天皇の葛城山中における『古事記』『日本書紀』の説話や、高鴨の神を土佐国から召還する記録(『続日本紀』天平宝字八年)などを総合すると、賀茂氏の主要な祭神であったことがわかる。大同元年(八〇六)に神封八四戸を充てられ、貞観元年(八五九)には従一位に叙せられた、なお、この葛城山系一帯には「葛木御歳神社」「葛木二上神社」「葛木坐火雷神社」「葛木倭文坐天羽雷命神社」などがあって、それぞれ古い創祀の神社である。

−『神社辞典』−



【 鴨都波神社(印刷用ページ) 】

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