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龍頭山神社
りゅうとうざんじんじゃ
朝鮮慶尚南道釜山府辨天町


五七の桐

旧國幣小社

御祭神
天照大神 國魂大神 大物主命
表筒男命 中筒男命 底筒男命

釜山(プサン)にあった神社。

延宝六年(1678)三月倭館移転の際、
対馬領主・宗義貞が日韓商船の安全守護として
現地に金刀比羅宮を奉祀したのが起源と言われている。

初めは金刀比羅神社と称していたが、
明治二十七年居留地神社、明治三十二年龍頭山神社と改称。

釜山府の総代神として、また鮮満関門の守護神として崇敬された神社。
昭和十一年八月一日國幣小社に列格した。


境内全景

境内

境内

参道

境内

社殿

國幣小社 龍頭山神社
鎮座地朝鮮慶尚南道釜山府辨天町
交 通關釜連絡船にて釜山桟橋下船、一粁餘、又は 朝鮮鐡道局京釜線によれば釜山本驛から約一 粁、共に電車がある。
祭 神天照大神 國魂大神 大物主命 表筒男命 中筒男命 底筒男命
例 祭十月十六日
 釜山市街の中央に聳える丘陵龍頭山上にあり、龍頭山一 帶は公園となり、神社は釜山市民の守護神として、また朝 鮮最古の歴史ある神社として、崇敬が厚い。
 即ち社の創建は遠く三百數十年前で、慶長年間に對馬の 領主宗義智が、日韓修交のために倭館を釜山鎮に設置して から、この地に居留するものが多くなり、延寶六年三月我 が居留民を草梁頂即ち今の釜山港に移した時、日韓商船の 安全を謀らんがため、龍頭山の景勝地を卜して、金刀比羅 大神を奉祀したのが當社の起原であると傳へられてゐる。
 明和二年住吉大神、菅原道真、慶應元年二月天照大神、明 治十三年八月宗義智、同三十二年四月素盞鳴尊、息長帶姫命 並に豊臣秀吉を合祀、昭和十一年八月一日國魂大神を御加 列、國幣小社に列せらるゝと共に菅原道真、宗義智並に豊臣 秀吉を攝社龍尾山神社に奉遷した。社號は始め金刀比羅神 社と稱へ奉り、明治二十七年居留地神社と改稱し、同三十 二年その規模を擴張し龍頭山神社と稱することゝなつた。
 昭和十五年以降二千六百年記念事業として、第一期總工 費八十餘萬圓を以て新殿御造營中である。

−昭和十八年発行 『神国日本 神まうで』−


【 龍頭山神社(印刷用ページ) 】

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