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由良湊神社
ゆらみなとじんじゃ
兵庫県洲本市由良3−5−2
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式内社 淡路國津名郡 由良湊神社 |
淡路島の洲本市にある。
淡路島の南東部、由良に鎮座。
友ケ島水道を挟んで、10Km東には和歌山県が見える(と思う)場所。
狭い道に面している境内は南向きで、
境内入口に鳥居が立ち、後方に神門。
神門から美しい社殿が見えるが、
実際は、神門の左が駐車場のようなオープンスペースなので、
境内は明るく広いが、砂地のせいか運動場のような感じ。
その美しい拝殿の後方に、垣の中に流れ造りの本殿。
ともにコンクリート造りのようだが、
「式内社調査報告」では、拝殿は二重構造で、
コンクリート拝殿内に木造の拝殿があるらしい。
社殿の左には、境内社の戎神社がある。
創祀年代は不詳。
式内社・由良湊神社に比定されている神社。
式内社・由良湊神社には諸説あり、
王子権現社と呼ばれた神社、廃絶した八幡宮末社の天神社など。
あるいは、王子権現社が八幡宮末社天神社であるという説もある。
当社は王子権現社と称していた神社。
承暦四年に過穢によるたたりがあったとして、
勅使が派遣され、清祓奉祀の卜奏があったという。
中世に八幡神信仰により、由良城主池田忠長が八幡宮を創建、
万治元年に蜂須賀光隆が、当社境内に八幡宮を遷し、
明治三年に、八幡宮は当社へ合祀された。
祭神中の品陀和氣尊は、その八幡宮の祭神。
ということで、由良湊神社本来の祭神は、
速秋津日子神・速秋津日賣神だが、異説がある。
『神名帳考証』には海童神、『淡路草』には王子権現、
『淡州神社考』には鳴山明神。
当社は、八幡宮摂社とされていた時期もあり、
そのためかどうか、神紋は三つ巴。
境内入口 |
神門 | 戎神社 |
社殿 |
拝殿 | 本殿 |
【 由良湊神社 (洲本市)(印刷用ページ) 】