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多禰神社
たねじんじゃ
福井県坂井市丸岡町山崎三ケ64−77

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福井県の坂井市(旧丸岡町)にある。
北陸自動車道・丸岡I.C.の南東1Kmの山崎三ケに鎮座。
地図を見ると、東隣には長寿園という老人福祉施設がある。
が、参道入口は南側。
田に囲まれた小さな丘の中腹に境内がある。
鎮座地の山崎三ケとは、
多禰・山崎・江添の三村を合わせた呼称。
農道のような参道には朱の鳥居が建ち、
境内入口には石の鳥居。
鳥居の右横に、「式内 多禰神社」と刻まれた社号標。
鳥居の扁額には「種神社」と刻まれている。
当社の正式名は、多禰神社だが
地図にも種神社と記されており、
多禰は、昔は種村と呼ばれていたらしい。
鳥居から右手奥に参道を逸れると
「瑩山國師誕生地」という石碑が立っている。
瑩山紹瑾(常済大師)は曹洞宗の第四祖である高僧。
道元を高祖と呼び、瑩山を太祖と呼ぶらしい。
鳥居をくぐり階段を上るとオープンな境内。
中央には、まだ新しい、朱と白の大きな社殿がある。
屋根が三層になっているように見える変わった形だが
鮮やかな朱の色が非常に美しい。
創祀年代は不詳。
式内社・多祢神社に比定されている古社。
種稲荷明神とも称され、祭神は稲倉魂命。
合祀の天児屋根命は、大正十年に合祀された
山崎・江添の氏神、春日神社の祭神。
境内の右手の高い場所に、石祠の境内社がある。
以前は、境内左側に末社高杉社があったらしいが。
社殿内の幟には、稲紋が染められていた。
本来稲荷神社なので、これが神紋だろう。
社域 |
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参道の鳥居 ![]() | 境内入口 ![]() |
「瑩山國師誕生地」の石碑 |
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境内 ![]() | 社殿 ![]() |
社殿 |
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社殿 |
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横から社殿 ![]() | 境内社 ![]() |
多禰神社は延喜式内社で 稲倉魂命、天児屋根命を奉斎し 古くより種稲荷明神、従一位多禰大明神と 尊崇され、五穀豊穣、商賣繁昌と 国家鎮護、子授、安産を守護し給う −境内案内板− 常済大師誕生地
式内多禰神社の境内に「瑩山国 師誕生地」の石碑がある。瑩山国師 は、文永五年(一二六八)種村観音堂 に生まれる。曹洞宗では、道元は高 祖、瑩山は太祖と仰がれ 能登総持 寺本山の開祖となる。明治三十年 村人が図ってこの地に瑩山国師降 誕地の碑を建立した。 −境内案内板− |
【 多禰神社 種神社 (坂井市)(印刷用ページ) 】
