![]() |
|
|
阿多由太神社
あたゆたじんじゃ
岐阜県高山市国府町木曽垣内字牧戸1023

|
||
式内社 飛騨國荒城郡 阿多由太神社 |
岐阜県高山市(旧国府町)にある。
飛騨国府駅の北1Kmほど。
道路脇に鳥居があり、北へ進むと、荒城川にかかる赤い欄干の橋。
橋の向うに社域の杜が見える。
橋を渡り、木造の鳥居の奥、階段の上が境内。
当社の本殿は室町時代の建立で、国の重要文化財。
創祀年代は不詳。
江戸時代には「権現宮」と称していた。
文化年中に吉田家の調査の際、式内・荒城神社として札を掲げたところ、
河伯森の氏子(現・荒城神社)が、怒ってその札を外したという。
その後、荒城四社の何れかであろうと再調査し、
阿多由太神社と比定され、その頃から社名を阿多由太神社と改称したという。
神紋は、「古曲玉三つ巻」。
雲形の勾玉が三つ巴状になった図案。
はじめてみる物だが、どういう謂れがあるのだろうか。
天気が良くて暑い日の参拝だが。
社前を流れる荒城川が心地よい風を運んでくる。
石造の鳥居から参道、橋を渡って、木造の鳥居。
一歩一歩近づいてくる、濃緑の杜。
参道入口の鳥居 ![]() | 参道 ![]() |
神橋 |
![]() |
境内入口の鳥居 ![]() | 荒城川 ![]() |
社殿は、濃い褐色で落ち着いた色調。
本殿は国の重要文化財だが、派手な装飾があるわけではないようだ。
とにかく、落ち着いた感じで、
境内では時間さえゆっくりと流れていくようだ。
拝殿 ![]() | 神紋 ![]() |
社殿 |
![]() |
稲荷社 ![]() | 本殿覆屋 ![]() | 境内社 ![]() |
社殿から参道 |
![]() |
阿多由太神社本殿
本殿は三間社流見世棚造り、屋根は
柿板葺で比較的簡素な造りではありま
すが、技法・手法ともに優れ、素朴で
優雅な感じがする建物です。建立は室
町時代初期と考えられています。昭和
36年に国の重要文化財に指定されま
した。−境内案内より− 金幣社 阿多由太神社 大歳御祖神(穀物の神といわれる)を主 神とし、熊野社、阿須波社、三輪社、金 刀比羅社、稲荷社、秋葉社を合祀してあり ます。 創立年代は不明ですが、延喜式神明帳に 記載されている式内社として由緒ある神社 です。本殿は三間社流見世棚造りの柿ぶき で、室町時代初期の作とみられ、国の重要 文化財に指定されています。 また、昔から宝物として当社に伝わって いる木造の随神一対(県重文)本地佛三体 (町重文)ともに平安時代の逸品とされ、 歴史の古さを物語っています。寛永九年 に加藤宗堅という人が鍵取を勤めて以来、 代々の加藤氏が当社の祭祀を司ってみえます。 −社頭案内より− |
【 阿多由太神社(印刷用ページ) 】
