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天香山神社
あまのかぐやまじんじゃ
三重県松阪市保津町817
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三重県松阪市にある。
松阪駅の東8Kmほどの保津町(ほうづちょう)に鎮座。
60号線から北へ入った場所。光安寺の西側に境内がある。
境内入口は西向き。
鳥居の左手に「式内天香山神社」と刻まれた社合標が立っている。
鳥居をくぐると正面に社務所。左手(北)へ進むと当社の社殿。
拝殿の後方、垣の中に神明造の本殿がある、簡素な神社。
参拝は三月中旬の日の午後、というか夕方。
西日が射して、ややオレンジっぽい色の境内だった。
当社は明治四十二年二月二日に六根の大国玉神社に合祀されたが、
その後、氏子の総意によって昭和十年三月二十七日に古社地に分祀再興されたもの。
創祀年代は不詳。
当社は森田吉ェ門宅内に祀られていた耕作の宮という小祠が、
明治三十六年一月九日に村社宇気比神社(八王子)境内に移転合祀され、
さらに明治四十二年に大国玉神社に合祀された神社。
その耕作の宮と称する小祠が、式内社・天香山神社の論社の一つ。
耕作(こうさく)の宮は古くは高崎(こうさき)宮と呼ばれ、
高崎は香山(こうさん)の転化であるとして天香山神社であるという。
耕作の宮(高崎宮)の祭神は高嵜姫。
当社の北に、皇大神宮に奉る神御衣を織る御機殿の鎮守の神を祀る神服織機殿神社があり、
桑の木を天香山に植え養蚕し、
その絹糸で天照大御神の衣を作った神である天之八千千比売命とする説がある。
また、天香山神社という社号から祭神を天香山命とする説もある。
参道脇に境内社が一つあるが詳細は確認していない。
上記の天香山神社の論社である耕作の宮は、当社に合祀されているのだが、
あるいはその名残りなのかもしれない、とも思ったが、
調べてないのでわからない。
鳥居 | 左に進む |
参道の境内社 | 境内参道 |
境内社殿 |
拝殿 | 本殿 |
【 天香山神社 (松阪市)(印刷用ページ) 】