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大國玉神社
おおくにたまじんじゃ
三重県松阪市六根町879
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三重県松阪市にある。
松阪駅の東8Kmほどの六根町(ろっこんちょう)に鎮座。
60号線から南に入り、六根町の集落の西側、大福寺や公民館の隣りに境内がある。
境内入口は南向き。
入口右手に「式内大國玉神社」と刻まれた社号標が立っている。
数基並んでいる鳥居をくぐり、参道を右に左にクランク状に進むと当社の社殿。
瓦葺拝殿の後方、垣の中に神明造の本殿がある。
拝殿の前、左手に鳥居が立っており、奥に境内社の祠が二つ。
細かい話だが、本殿の千木は内削ぎで、境内社2つの千木は外削ぎだった。
外削ぎは男神、内削ぎは女神を祀るという話があるが、
実際には削ぎと祭神は関係ない場合が多い。
創祀年代は不詳。
鎮座地の六根町は神宮へ若菜を供するところと伝えられ、
『神鳳抄』にある若菜御薗(御厨)に比定されている地。
当社は、近世には御薗神社と称し、近郷の氏神として崇敬された神社で、
式内社・大國玉神社に比定される古社。
明治十六年、社名を御薗神社から大國玉神社へ改称。
明治四十二年に以下の八社を合祀。
井口中村の須賀神社(須佐之男命 大山祇神)、
中河原の仲神社(豊城入彦命 須佐之男命)、
腹太の宇留布津神社(埴安姫命 大綿津見命)、
保津の天香山神社(八柱命 高嵜姫 須佐之男命 伊邪那岐命)、
新関の室垣不知元神社(天之忍穗耳命)、
魚見の魚見神社(天之忍穗耳命 須佐之男命 火之迦具土命 応神天皇 大山津見命)、
川島の魚海神社(豊玉彦命 豊玉姫命 月讀荒魂命 天之忍穗耳命 須佐之男命)、
東久保の宇気比神社(天之忍穗耳命)。
昭和十年、上記八社を氏子崇敬者の熱意により旧社地に分祀復興し、
昭和六十二年、境内社(八社)を創立した。
ということで、境内左手の二つの境内社は、その八社だろうか。
当社の神紋は『三重県神社誌』に「右三つ巴」と記されている。
社頭 |
境内 | 境内鳥居 |
境内社殿 |
社殿 | 本殿 |
拝殿内扁額から本殿 | 拝殿から本殿 |
境内社 | 祠2つ |