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那閉神社
なへじんじゃ
静岡県焼津市浜当目3−14−13
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式内社 駿河國益頭郡 那閇神社 |
静岡県焼津市にある。
焼津駅の北東2Kmほどの浜当目に鎮座。
虚空蔵山(126m)の南西麓で、
焼津と静岡を結ぶ150号線から海側へ入った場所。
当日は静岡から海沿いの150号線を走って来た。
朝日の射す、ウネウネと進む道を進み、
大崩海岸を通って、当目トンネルを通過したしたら、
左折して路地を奥に入ると、狭い道の側に境内がある。
背後に山を背負う境内には幾つかの鳥居。
社殿の前、通常は狛犬のある場所に、
当社の二祭神の像が出迎えてくれる。
本殿は、覆屋の中で見られなかった。
創祀年代は不詳。
虚空蔵山の麓にあるため、通称は虚空蔵さん。
明治の神仏分離に際し、願成寺と分離した神社で、
近世には、鍋嶋大明神・鍋神社・鍋崎大明神とも。
『式内社調査報告』によると、
虚空蔵山は、当目山とも呼ばれ、
遠目からでも分かる目標物となる山。
この山の東北側に断崖があり、幾つかの岩窟がある。
その岩窟を「御座穴」といい、神の御座した穴という。
駿河の枕詞に「うちよする」という言葉があるように、
海上からの漂着神を祀るエビス信仰が考えられるらしい。
当初は、鍋崎海中の岩に祀られていたものが、
いつしか当目山の麓に遷ったという伝承もある。
また、那閉は、「波邊」であるという説もある。
社殿の左右に3つの境内社がある。
津島神社(須佐之男命)、青木神社(須藤左門)、
稲荷神社(豊受神 御食神 宇迦之御靈神)。
賽銭箱には柏紋。恵比須様(事代主命)を祀る神社の代表紋だ。
境内 | 境内 |
境内社殿 |
事代主大神 | 拝殿扁額 | 大国主大神 |
本殿覆屋 | 拝殿 |
本殿左の境内社 | 本殿右の境内社 |
【 那閉神社 (焼津市) 】