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鴨神社
かもじんじゃ
三重県度会郡玉城町山神字岡谷1398
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式内社 伊勢國度會郡 鴨神社 |
玉城町の山神から参道が続く。
竹林の道の入口に(是より1,100m)の石柱がある。
そこから南下し、伊勢自動車道の下をくぐって、さらに大日山を登る。
伊勢自動車道あたりまでなら車で入れるが、歩くのが正しい。
途中、「道がない」と思えるところもあったが、
雑草と蜘蛛の巣に難儀をしながらとにかく歩く。
境内は苔に覆われ、清々しい場となっている。
汗を拭い、しばし座って眺めていたが、
蚊に襲われ、仕方なく戻る。
当社の創祀は、内宮と同時期らしく、
現在、内宮の摂社であり、式内社・鴨神社に比定されている古社。
社号の由来は鎮座地(鴨の谷)に由来するが、鴨氏との関係を指摘する史料もある。
寛文三年、摂社再興の際に、現在地の南奥にある岩窟に再興され
明治九年、現在地に遷座した。
再興される以前の鎮座地に関しては、山神集落の西の八柱神社跡地とする説もある。
境内 |
竹林入口の石柱 | 社殿 |
創祀については『儀式帳』に「同(倭姫)内親王
定祝。」とあり、皇大神宮の創祀と同時期と伝へられる。 恒例の祭典は、『太神宮式』に祈年・神嘗祭に、『斎宮 式』には斎宮祈年祭に預かることが、また神御衣祭の日に は帳・式ともに蓑と笠を一具供進されることが規定されて ゐる。 現在は皇大神宮の摂社であり、その祭典にあはせて祈年 祭、六月・十二月の月次祭、神嘗祭、新嘗祭が当社の御前 にて、歳旦祭、元始祭、建国記念祭、天長祭、五月・八月 の風日祈祭が皇大神宮五丈殿で執り行はれる。 −『式内社調査報告』− |
【 皇大神宮摂社 鴨神社 】