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足坏神社
あしつきじんじゃ
静岡県静岡市葵区足久保奥組2007
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式内社 駿河國安倍郡 足坏神社 |
静岡県静岡市にある。
静岡駅の北15Kmほどの足久保奥組に鎮座。
安倍川に沿って10Kmほど北上し、
足久保川に沿って西へ5Km。
足久保奥組で、川の北へ橋を渡ってすぐに、
右手の細い道を入ち、川土手に沿って奥へ進むと境内。
よって、境内は南向き(川向き)。
参道を歩き振り返ると、
対岸にある山の頂の、木の葉の色が周囲と違って明るく面白い。
社殿は赤く、後方には覆屋の中に神明造の本殿。
当社の社号「足坏」は、「あしつき」と読むが、
『平成祭データ』では、「あしつぎ」とある。
どちらでも良いのだろう。
また『全国神社名鑑』には「あべ」と記されている。
創祀年代は不詳。
『駿河記』には「白髭明神社」とあり、
『駿河國式社備考』には「葦付天神」、
『駿河國風土記』には「足都幾神社」とある。
かっては、東へ500mほどの地に東向きに鎮座していたが、
いつの頃か、現在地へ遷ったらしい。
祭神は、蛭子大神。
一説には、阿部臣の始祖・大彦命とする。
静岡の中心地から15Kmほどなので、
遠いと言えば遠いが、近いといえば近い。
周囲は、神社があるとは思えない雰囲気の場所で、
神域は、かなり寂れた印象なのだが、
木々に覆われた境内は静かで、感じ方によっては深遠。
境内 |
境内入口 | 参道から振り返る | 社殿から参道 |
社殿、左奥に境内社 |
本殿覆屋 | 本殿 |
【 足坏神社 (静岡市) 】